映画のカタカナ・タイトルに「・」(中黒=ナカグロ)をつけるのが徐々に減っていく傾向らしい。きのうトム・クルーズの「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(2014)を見たが、この映画のように「・」が4つなど「・」が多いカタカナのタイトルが多い。
1984年の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」などがいい例だ。5つもある。これを「・」なしの「ワンスアポンアタイムインアメリカ」とするとどこで区切ったらいいのかわかりにくい。
この映画に対するリスペクトの意味で「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019)も「・」がある。
ところが、2019年の「グリーンブック」などは、5年くらい前なら「グリーン・ブック」となっていたはずが「・」はない。
確かに「・」がない!
だんだん「・」が少なくなってきたのは、スマホやSNSの登場が大きいようだ。スマホユーザーは「ボヘミアン・ラプソディ」も検索やタグでは「ボヘラブ」と短縮したりするから「・」が多いのは面倒だ。「ラ・ラ・ランド」は「・」があったほうがいい。「ララランド」だとイマイチすっきりしない。
【5】つの映画(一部):
「アメリカン・ゲリラ・イン・フィリピン/アイ・シャル・リターン」(1950)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」(1991)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019)
【4】つの映画(一部):
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(2014)
「アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ」(2010)
「イット・ケイム・フロム・アウター・スペース」(1953)
「インベージョン・オブ・ザ・ビー・ガールズ~蜂女~」(1973)
【3】つの映画(一部):
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)
「リバー・ランズ・スルー・イット」(1992)➡guchさん”怒りの鉄拳”タイトル。
「アナザー・デイ・イン・パラダイス」(1998)
「アメリカン・ゲリラ・イン・フィリピン」(1953)
「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」(2013)
「ロード・オブ・ザ・リング」(2001)
「チキ・チキ・バン・バン」(1968)
など多数。
映画会社は「・」のあるなしでは頭を痛めそうだが(笑)。
個人的には「1タイトル」で「・」は「2個以内」くらいに収めてほしい。
「~・オブ・ザ・~」はなくすべきだ(笑)。