米アカデミー賞の前哨戦として注目される第78回ゴールデングローブ(GG)賞のノミネートが3日(日本時間)に発表された。
映画「ミナリ」(3月19日公開、リー・アイザック・チョン監督)が外国語映画賞にノミネートされた。昨年、韓国映画として初めて米アカデミー賞作品賞に輝いた「パラサイト 半地下の家族」に続く話題作。
韓国からやってくる祖母・スンジャを演じたのは「韓国のメリル・ストリープ」と称される大女優、ユン・ヨジョン。「ミナリ」はこれまで139ノミネート、50受賞と世界の映画祭を席巻。ゴールデングローブ(GG)賞授賞式は日本時間3月1日に行われる。
GG賞ノミネーションは以下の通り。
【映画の部】
・作品賞(ドラマ)
『ファーザー』
『Mank/マンク』
『ノマドランド』
『プロミシング・ヤング・ウーマン』
『シカゴ7裁判』
・女優賞(ドラマ)
ヴィオラ・デイヴィス『マ・レイニーのブラックボトム』
アンドラ・デイ『The United States Vs. Billie Holiday』
ヴァネッサ・カービー『私というパズル』
フランシス・マクドーマンド『ノマドランド』
キャリー・マリガン『プロミシング・ヤング・ウーマン』
・男優賞(ドラマ)
リズ・アーメッド『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』
チャドウィック・ボーズマン『マ・レイニーのブラックボトム』
アンソニー・ホプキンス『ファーザー』
ゲイリー・オールドマン『Mank/マンク』
タハール・ラヒム『The Mauritanian』
・作品賞(コメディ・ミュージカル)
『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
『ハミルトン』
『Music』
『パーム・スプリングス』
『ザ・プロム』
・女優賞(コメディ・ミュージカル)
マリア・バカロヴァ『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
ケイト・ハドソン『Music』
ミシェル・ファイファー『French Exit』
ロザムンド・パイク『I Care A Lot』
アニャ・テイラー=ジョイ『エマ』
・男優賞(コメディ・ミュージカル)
サシャ・バロン・コーエン『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
ジェームズ・コーデン『ザ・プロム』
リン=マニュエル・ミランダ『ハミルトン』
デーヴ・パテール『どん底作家の人生に幸あれ!』
アンディ・サムバーグ『パーム・スプリングス』
・アニメーション映画賞
『The Croods: A New Age』
『2分の1の魔法』
『フェイフェイと月の冒険』
『ソウルフル・ワールド』
『ウルフウォーカー』
『Another Round』(デンマーク)
『La Llorona』(グァテマラ/フランス)
『これからの人生』(イタリア)
『Minari』(アメリカ)
『Two of Us』(フランス/アメリカ)
オリヴィア・コールマン『ファーザー』
ジョディ・フォスター『The Mauritanian』
アマンダ・サイフリッド『Mank/マンク』
ヘレナ・ゼンゲル『この茫漠たる荒野で』
サシャ・バロン・コーエン『シカゴ7裁判』
ダニエル・カルーヤ『Judas and The Black Messiah』
ジャレッド・レト『The Little Things』
レスリー・オドム・Jr. 『ある夜、マイアミで』
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テレビ部門では、案の定というべきか、ネットフリックスが席巻した。Netflixの「ザ・クラウン」が4部門で最多の6ノミネートを獲得した。Netflix作品が合計20ノミネートされ、トップだった。
Netflixは、ドラマ部門だけで20、映画部門を合わせると42のノミネートでトップ。ストリーミングサービス勢の優位が続く中、今年は、NetfilxやHulu、 Amazon、 Appleに加え、HBO Maxの『The Flight Attendant(原題)』、Disney+の『マンダロリアン』が候補入りし、配信サービス各社の激戦が加速した。