アカデミー賞の前哨戦として知られる第78回「ゴールデン・グローブ(GG)賞」が発表された。ドラマ部門の作品賞&監督賞は「ノマドランド」(クロエ・ジャオ監督)。
作品賞と脚本賞は連動することが多いが、今回の脚本賞は「シカゴ7裁判」だった。
ドラマ部門の主演男優賞は、亡くなったチャドウィック・ボーズマン(「マ・レイニーのブラックボトム」/Netflix配信作)。
主演女優賞は、アンドラ・デイ(「ユナイテッド・ステーツ vs ビリー・ホリデイ(原題)」)、助演男優賞はダニエル・カルーヤ(「ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア(原題)」)。助演女優賞はジョディ・フォスター(「モーリタニアン」)だった。
また、コメディ/ミュージカル部門の作品賞は「続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」(Amazon Prime Video配信)。
コメディ/ミュージカル部門の主演男優賞はサシャ・バロン・コーエン(「続・ボラット」)。主演女優賞はロザムンド・パイク( 「アイ・ケア・ア・ロット」(原題:I Care a Lot」)だった。
アニメ映画賞は「ソウルフル・ワールド」(Disney+配信作)。
注目されていた「ミナリ」(リー・アイザック・チョン監督)は、外国語映画賞 (日本公開3月19日予定)を受賞。
「ミナリ」はアメリカ製作映画だが、せりふの半分以上が韓国語であるため、外国語映画賞候補に挙がっていたという経緯がある。
作曲賞はトレント・レズナー&アティカス・ロス(「ソウルフル・ワールド」)が受賞。主題歌賞は「Io Si(Seen)」(「これからの人生」/Netflix配信作)。
米国に移住した韓国人一家を描いた「ミナリ」は、主人公がアメリカンドリームを夢見て、妻と子供とともに農場を経営する父親(スティーヴン・ユァン)。生活は苦しく、一家にはさまざまな事件が起こるというストーリー。 2017年にアカデミー賞作品賞を受賞した「ムーンライト」などを製作したA24と、ブラッド・ピットが率いる製作会社プランBがタッグを組んだことでも話題になった。
今年も、前年に続いて、Netflix製作映画と、新たに配信を開始したDisney+やAmazon Prime Videoなど動画配信会社の製作が目立ってきた。
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