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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「私の頭の中の消しゴム」(韓国、2004)を見る。

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私の頭の中の消しゴム」(英題:A Moment to Remember、韓国、2004)を見る。イ・ジェハン監督・脚本の純愛ラブストーリー。日本での興行収入30億円は、韓国映画では1位。この映画では、fpdの頭の中の韓国映画”として、アタマにはあったが、ヒロインを演じるソン・イェジンの最新ドラマ「愛の不時着」(2019)を見て、ソン・イェジンの15年前の映画は、どんなものかと関心がありNetflixで見た。主演は「上海グランド」「MUSA-武士-」のチョン・ウソン

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建設会社社長令嬢のスジンソン・イェジン)と建設工事現場で現場監督として働くチョルス(チョン・ウソン)。育った環境の違う二人だが、互いに惹かれ合い結婚する。

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幸せな日々を送っていた矢先、スジン若年性アルツハイマー病に侵されていることが判明。それは徐々に記憶障害が進行し、肉体的な死よりも精神的な死が先に訪れる病気だ。

日々失われていくスジンの記憶をつなぎ止める術はなく、遂には夫・チョルスのことさえ記憶から消えていく。チョルスは葛藤を覚えながらも、彼女を大きな愛で受け止め、支え尽くす決意をする。 

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「Based on the television program "Pure Soul"(『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』)」とエンドロールにあり、2001年、読売テレビ制作のドラマがベースとなっている。

結婚したばかりの若い女スジンが若年性アルツハイマーという難病であることがわかり、夫の名前も忘れて、元カレの名前を呼ばれるシーンは、夫チョルスには堪える。

一定時間、記憶が蘇ることがあり、その間に想いのあらん限りを手紙に書き、それを読む夫は号泣。

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ソン・イェジンは、涙の演技が多いようで「愛の不時着」でも涙目のシーンが多かった。「私の頭の中の消しゴム」撮影当時は22歳という若さのソン・イェジンだが「私の頭の中の消しゴム」「四月の雪」は日本における韓国映画の興行成績で1位・2位を記録。他の追随を許さぬ実力でメロクイーン(メロドラマの女王)の座を獲得し、韓流ブームを象徴する大女優となっているようで目が離せない。 

部屋中に、記憶を呼び起こすために、夫がメモやポストイットを所狭しと貼りつけているシーンは強烈だったコンビ二の「ファミリーマート」が、舞台として何度も出てくる(fpdのお気に入りのコンビ二。笑)。

スジンとチョルスが出あったのがファミリーマート。病院からスジンをチョルスと看護婦がファミリーマートに連れ出す。そこには、スジンの両親や妹などがいた。スジンが「ここは天国か?」というとチョルスは「そうだ」と答えるのだ(泣)。