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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「シーズ・ガッタ・ハヴ・イット」(原題:She's Gotta Have It、1985)を見る。

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シーズ・ガッタ・ハヴ・イット」(原題:She's Gotta Have It、1985、公開は1987年)を見る(Netflix)。

スパイク・リー監督による長編第2作。別タイトルで「彼女の欲しいものは」という副題がついているのもあるが、このカタカナのタイトルは(怒!)。

モノクロ映画だが、途中で、誕生日のシーンだけ、数分間、ぱっと明るいカラー映像となる。出演者はすべて黒人で、俳優としても出演しているスパイク・リーの快作。 

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自由で気ままな生活を楽しんでいる黒人女性ノーラ(トレイシー・カミラ・ジョンズ)。束縛を嫌うノーラだが、なんと同時に3人の恋人と付き合っている。やさしくて実直な好青年ジェイミー(トニー・レッドモンド・ヒックス)、ナルシストでルックス抜群のグリアー、失業中だが持ち前の明るさを失わないマーズ(スパイク・リー)だ。そんなある日、こんな恋愛ゲームに耐えきれなくなったジェイミーは、彼女に決断を迫って来るが・・・。

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ノーラと付き合う男たちは、気づく。「自分たちはノーラに取って、3人で一人前のパーツ(歯車)ではないのか。頭が三つ、腕と足が6本、○○が三つ」。ノーラも夢でうなされる。3人の女が現われ「尻軽女。魔女!」と罵っていく。

カウンセラーから「性(セックス)依存症」の診断を受けるノーラ。やがて、ジェイミーだけを愛していると気づくノーラは、ほかの二人に「サヨナラ」を告げ、別れる。後悔するぞと負け惜しみを言う男もいたが。

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ラストシーンは、オマケシーンがある。出演者が「カチンコ」をもって、一人づつ自分の名前をいう。最後に、スパイク・リー(監督自身)が登場。コメディタッチで気楽に見られる映画。