fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

ドラマ「ハケンの品格」新シリーズ(第1話)見る。スーパーウーマンが帰ってきた。

f:id:fpd:20200618194235p:plain

女優・篠原涼子主演の連続ドラマ「ハケンの品格」(日本テレビ系、水曜午後10時)の第1話を見た。前シリーズから13年ぶりの登場。初回の平均視聴率は14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好スタートを切った。

一匹狼の最強ハケン社員・大前春子(篠原涼子)の働き方を描いた作品。脚本は前作同様、中園ミホ。平成から令和の時代となった今回は「働き方改革」「高齢化」「副業」「アウトソーシング」「AI 導入」「過労死」などをテーマに、新しい時代の働く人の品格を問うというドラマ。

続編では、前回から引き継ぎ篠原涼子のほか、小泉孝太郎大泉洋勝地涼上地雄輔などが続投。新キャストとして、杉野遥亮、人気グループ「 Travis Japan」の中村海人、吉谷彩子、山本舞香、お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅、社長役で伊東四朗など出演。

f:id:fpd:20200618194311j:plain

・・・

第1話は、かつての勢いを失った食品商社「S&F」で、営業企画課の課長になった里中(小泉孝太郎)が「今、彼女が来てくれたら…」とつぶやく。

こうして、伝説の“スーパーハケン”大前春子(篠原涼子)が戻ってきたというところから物語が始まる。

「とっくり(大前のあだ名)が舞い戻ったって本当か!」と旭川支社・支社長補佐の東海林(大泉)は春子との再会に感激するが、完全に無視されたり、停泊するクルーザー上でのロシアとの社運をかけた商談で、通訳を任される春子の活躍などを描く。

その一方で、会社内でのセクハラ騒動が勃発。ここでも、大前がスーパーハケンぶりを見せつけた。

大前春子の派遣先との契約は、9時から5時までで、12時から1時間は休憩、残業は一切しないなど、ドクターXの大門未知子を彷彿とさせる。

f:id:fpd:20200618194333j:plain

・・・

コロナ禍の影響で、新作ドラマの放送が遅れている中、ようやく世の中の社会風潮を題材にした見ごたえのあるドラマが帰ってきたといった印象だった。1話完結なので見やすい。

セクハラ、パワハラ派遣社員の厳しい実情の中、伝説となった孤高のスーパーハケンの大前春子のスカッとした活躍は一服の清涼剤となる。