ドラマ「警視庁・捜査一課長2020」(第1話、スペシャル2時間)を見た。テレビの刑事モノドラマはほとんど見ないが、「ダンス・ウィズ・ミー」の三吉彩花(みよし・あやか)が新米刑事で出演しているというので見た。171センチの長身で、23歳。
回想シーンでは、ブレザーにチェックのプリーツスカートという制服姿で高校時代を熱演している。子供時代をあちこちの外国で過ごし、異文化の中で育った帰国子女で、新宿署の新人刑事・妹尾萩(いもお・はぎ)役。
名前が「いも(芋)」「おはぎ」で、署員から芋とおはぎの差し入れがある。犯人の謎解き、動機などが明らかになっていく過程が面白かった。
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400人超の精鋭刑事を統率するノンキャリアの“たたき上げ”捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)が、難事件を解決に導くシリーズ最新作。レギュラー人の本田博太郎、ナイツ・塙宣之、鈴木裕樹、金田明夫らが集結。
ストーリーとして「東京最新情報」や「東京の知られざる新名所」なども盛り込まれている。
東京・山手線内で最も高い山“箱根山”で、新聞社の社会部記者・小柴石輝(吉満寛人)の遺体が見つかり、警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)は現場に急行する。小柴は何者かに突き飛ばされ、縁石で頭部を強打し死亡したようだったが、なぜか遺体の右手には黒い日傘が握られていた…。
第一発見者は被害者の上司にあたる編集デスク・岡泰子(宮本真希)。岡によると小柴はエイプリルフールに掲載する“フェイクニュース”を執筆する予定だったが、〆切の深夜0時をすぎても連絡がなかったという。
朝になって、深夜1時に小柴から「記事のことで話がしたい。箱根山に来てほしい」というメールが入っていたことに気づき、念のため現場に来てみたら遺体を見つけたと話す。また、泰子は通報する際、現場から走り去る女性を見たとも訴える。 新宿中央署に捜査本部を設置した大岩捜査一課長は、同署の新人刑事・妹尾萩(三吉彩花)らと捜査を開始する。
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三吉彩花演じる新人刑事・妹尾萩の空気を読まない、語り口がいかにも帰国子女的で、本音でズバズバいう。一般的に参考人の取り調べでは、よほど証拠固めがない段階では、容疑者扱いしない話し方だが、妹尾萩は「なぜ殺したのか。なぜなら・・・」と「なぜなら」が口癖のように理詰めで攻める。チンピラに絡まれた時には、蹴りも見せるアクションも演じている。
「ストロベリーナイト」の竹内結子の姫川玲子のような当たり役になるか期待したい。