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映画「ザ・コールデスト・ゲーム」(原題:The Coldest Game、ポーランド)Netflixオリジナル。

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キューバ危機を背景にした米ソの諜報戦を描いたスパイ映画「ザ・コールデスト・ゲーム」(原題:The Coldest Game、2019)を見た。ポーランド映画Netflix配信。ケネディ大統領の当時の実写フィルムなどが挿入されドキュメントタッチでそれなりに面白かった。

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1962年、元数学教授のマンスキーはニューヨークの酒場で賭博をして稼いでいたが、ある夜、元教え子を名乗る女性からの接触を受けた直後に、睡眠薬を打たれて輸送機に乗せられた。

到着したのはワルシャワアメリカ大使館であり、数日後に開催されるチェスの米ソ親善試合にチェスプレイヤーとして参加するようにと言われる。

実は親善試合の裏側では米ソの諜報戦が繰り広げられており、キューバ危機の最中において、アメリカ政府はジョン・ギフトと呼ばれるソ連の政権中枢にいる内通者と接触し、ソ連核武装にかかる情報を入手しようとしている。

キューバ危機に揺れる1962年、落ちぶれ天才数学者が米国政府から命じられたソ連相手のチェス対決。だがその実体は、2国の運命をかけたスパイゲームだった。

ソ連の政権中枢に通称ジョン・ギフトと呼ばれるアメリカへの内通者がいたが、アメリカ側にもソ連への内通者が居たらしく、情報漏洩を知ったソ連当局のおとり捜査によってジョン・ギフトからの連絡は途絶えるようになった。

しかし時は米ソが開戦寸前にまでいったキューバ危機の真っただ中。

アメリカはジョン・ギフトの流す極秘情報を必要としており、第三国ポーランドで行われる米ソのチェス親善試合に紛れてジョン・ギフトと直接接触し、必要な情報を入手しようとしていた。

ただし、アメリカの諜報機関にも内通者が居たことからジョン・ギフトは慎重になっており、おとり捜査時点で諜報活動に関わっておらず、絶対に内通者ではないと言えるチェスプレイヤーがジョンとの接触役になる。

なぜチェスプレイヤーがジェームズ・ボンドの真似事をしなければならなかったのかが論理的に説明された見事な設定だが、話が少々ややこしく理解しにくいところがある。途中睡魔と闘いながら、見終わったが、ポーランド映画だからか、すんなりとは理解し難かった。

Netflixに加入して2ヶ月目。なかなか時間が取れず、見られないのが残念。ドラマシリーズは特に難しい。