今朝、新聞の全面広告を見て、”あっ”と驚いた人が多かったに違いない。
そのことを教えてくれたのはブログ友のsadaさん。sadaさんも「およょ~」と感涙にむせんだらしい(笑)。さっそく、近くのコンビ二で新聞を購入。
それは驚きますね。
この広告は、出版社・宝島社の2018年企業広告「世界は、日本を待っている」にドロンとベルモンドがメッセージを寄せ、日本を元気づけるため、熱い思いを込めた言葉を贈っているというもの。
以来、日本では「ハンサム」「美男子」の代名詞となるほど女性から人気を集めた。女性ファンだけでなく男たちも、fpdも含めて、ドロンの映画を見て、劇場を後にしたときは、ドロンになったような気分になったものだ。
「太陽がいっぱい」(魚市場を歩く20代のドロン)
ドロンは、昨年にデビュー60周年を迎えても、いまだに輝きは陰ることはなく、時代を超えた存在感を放っている。
一方、ベルモンドは、ジャン=リュック・ゴダール監督の「勝手にしやがれ」(1957)に主演してヌーヴェルヴァーグ旋風に乗り、瞬く間に国際的スターに成長。フランスを代表するおしゃれでクールな紳士は、いまもトップスターとして世界中から愛されている。
同時代に生きた名優として映画で共演し、プライベートでも親交のある2人が、遠く離れた日本の出版社の広告にそろって登場したのだ。
ドロンは「ジャポン(日本)は、自信をもって世界をリードすればいいのに。ジャポンが元気だとみんなが刺激を受けるよ。もちろん僕たちもね」。
ベルモンドも「その深くて大きい精神性にも、美意識にも、私は誉れと友情を感じている。さあ、ともに胸を張って進もう!」と、日本人に誇りを取り戻させるような魂の込められた言葉を贈った。
30代の脂ののった時代のドロンとベルモンド。
こちら60代での共演。
宝島社は、今回の広告の狙いについて「いまや経済大国となった日本ですが、昨今、欧米の合理性を追い求める余り、自らの手で、その“モノづくり文化”を傷つけ、自信を失いつつあるように感じられます。日仏友好160周年記念「ジャポニズム2018」がパリで開催される年のはじめに、フランスを代表する2人の名優のメッセージを届けて、あらためて「日本文化の粋」について考えるきっかけになれば幸いです」と説明する。
同社は、これまでも多くの人々の記憶に残る企業広告を制作し、多数の賞を受賞。今回の広告も大きなインパクト与えており、各方面で話題を呼びそうだ。
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