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<span itemprop="headline">★ドラマ「陸王」(第2話)</span>



池井戸潤原作のドラマ「陸王」は、先週が選挙特番で1週空いてしまった。
陸王」は、10月期ドラマの中では、4番バッター的な存在として期待が大きい。   

1週空いたため、第1話はどうだったかと忘れてしまいそうだが、第2話では、このドラマの中で、要の人物のひとりでもある、職人の飯山という人物が登場してきた。

原作でも、非常に興味深い人物で、自身の会社が倒産し、世の中から隠れて暮らすような人物。栄光から絶望のどん底まで経験した人物で、ドラマ化されるなら誰が演じるのかと気になっていた。

寺尾聰だった。外見の見てくれはあまり良くなく、猜疑心に溢れ、ショボい印象だが、実に味わい深い。他人をよく観察している。ずる賢く、せこさもある一方で、予想外に人情味をあわせ持っているのだ。

倒産で、破産状態になっていたが、飯山がかつて開発し特許を持っているシルクレイと言う特殊素材によって、どん底の生活に明かりが見え始めるアメリカの化学会社が、船舶にシルクレイを使いたいと契約直前までこぎつけるが、飯山が会社を倒産させたという過去が「信用できない」となり、契約は破談となる。

足袋屋「こはぜ屋」の社長・宮沢(役所広司)は、しつこいくらいに粘り強く、スポーツシューズのソール(靴底)に繭(まゆ)を原料とするシルクレイを使わせて欲しいと、日参するのだが・・・。


             「こんなことを100年も続けてきたのか」(飯山:右)
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半沢直樹」の大成功よもう一度、とスタッフが”足袋”だけに三たび、四たび再結集。人気の若手俳優竹内涼真山崎健や、映画「舞妓はレディ」の主演や「君の名は。」の声優で名を上げた上白石萌音などをキャスティングし、若い世代へのアピールも狙う。

こはぜ屋の裁縫係のベテラン女性社員のひとりで、リーダー格に阿川佐和子を配したが、エッセイスト・司会者が大丈夫かという不安を払拭するほどの自然体の演技で頑張っている。

小憎らしいほどの悪玉たちの、悪辣さはまだそれほど表面には出ていないが、これから様々な妨害やシューズだからというわけではないが”足を引っ張る”動きも出てくるだろう。

実話に近いモデルが存在することから、主人公の宮沢は、特別才能があったり、超人的な活躍をするわけではなく、その仕事に対する熱意などは熱いが、役所広司が、目を赤く腫らして熱演している。
 
ドラマ自体も零細企業が会社倒産の危機からいかに立ち上がっていくか、これから山場を迎えていく。
















「第3話」予告



ラソンランナーの走法に関して、足の怪我を防ぐための「ミッドフット」走法、シューズの軽さを実現するソール(靴底)の素材、裸足のような感覚のシューズの開発、足袋屋が、マラソン・シューズの開発で生き残りをかける熱いドラマが展開されていく。

ドラマは、ワクワクするような、胸が熱くなるようなドラマがいい。
半沢直樹」は回を重ねるごとに口コミで視聴率を上げていった。
陸王」の初回視聴率は14.5%だった。通常ドラマの倍の視聴率だが、「半沢直樹」は常時20%、最終回は40%となったお化けドラマ。

第3話以降、さらにクチコミ、話題が広がっていき、20%に近づいていくかも知れない。 ”陸王が黙ってない”(笑)。

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