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<span itemprop="headline">ドラマ「陸王」最終回。”号泣”シーンも。</span>


TBS系日曜劇場「
陸王」(日曜午後9時、25分拡大)最終話を見た。

感涙で”号泣”させられるシーンもあった!
 
陸上部の茂木(もぎ)(竹内涼真豊橋国際マラソン出場で登場するときに、まさかの展開があり、それを見た「
こはぜ屋」の従業員一同の応援部隊のスローモーションによる驚き、感涙の表情は泣かせた。ここが一番の見せ場か。

これまでの9回(話)は、こはぜ屋が、常に壁にぶち当たり、野球ゲームで言えばいいところまで行きながら点が入らない状態だった。が、9回の裏に来て、逆転のホームランが飛び出した、といった終わり方だった。
 
このドラマを通じて、役所広司がこはぜ屋社長をぜひ自分が演じたいという強い願望がわかったような気がする。
 
さすがに現代の日本を代表する俳優である役者広司だ。
 
最終回では、こはぜ屋の四代目社長・宮沢紘一(役所広司)が、「陸王」開発顧問の飯山晴之(寺尾聡)が特許を持つソール素材「シルクレイ」目当てに買収をもくろんだ世界的メーカー「フェリックス」の御園(みその)丈治社長(松岡修造)に、逆に業務提携を持ち掛けて、たもとを分かつ。
 
窮地の中、宮沢の息子大地(山崎賢人)らはシルクレイの売り込み先を探し、駆け回る。
 
一方、ダイワ食品陸上競技部の茂木裕人(竹内涼真)は、宮沢からサポートが厳しいと打ち明けられた中、社の方針で支援が縮小される陸上部を支援すると迫るアトランティスのサポートを再び受けることになった。
 
同社の「R2」を履き、1年前に左太もも半腱様筋の部分損傷で途中棄権し、再起を熱望した豊橋国際マラソン出場も決定した。
 
そんな茂木へ、大地とシューフィッターの村野尊彦(市川右団次)は、最後の一足となった陸王を「ずっと応援している証に…」茂木に渡したいと、ダイワ食品の城戸明宏監督(音尾琢真)に掛け合うが「悩ませるだけだ」と一蹴される。

陸王の開発再開のメドも立たず、八方ふさがりのこはぜ屋に、御園からある提案が投げかけられる。城戸コーチ役の音尾も、かたくなな嫌な奴に思えたが、最後には・・・。
 
・・・
こはぜ屋ごとき弱小企業と”銀行風”を吹かしていた銀行の融資課長も徐々にこはぜ屋のしぶとさに共鳴していったし、なんといっても、素材「シルクレイ」の特許を持つ飯山(寺尾聰)が、こはぜ屋社長を相手にしていなかったのが、徐々に協力していき同志のような関係を築いていくところも見所だった。寺尾聰も、いぶし銀のように味わいがありうまい。その奥さん役のキムラ緑子も出番は少ないが名脇役女優の一人とも言える。
 
こはぜ屋の従業員の面々もなかなかいい。サワコの朝」の司会者・阿川佐和子は、チョイ役くらいかと思ったら、毎回従業員を元気にさせるリーダー格で、自然体で演じていた。

こはぜ屋の宮沢社長の奥さん役の檀ふみは9月頃「サワコの朝」に出ていた。
まだ「陸王」が放送される前だった。阿川と壇は昔からの親友。

女優としては先輩の壇が阿川に対して「”陸王”に出るようだけど、女優になろうなんて思わないで」と釘を刺していた。「あなたも出ているじゃない」といった会話があった。今回のドラマでは、女優・壇ふみよりも司会者・エッセイストの阿川佐和子の方が目立っていた印象だ。

今回のドラマで、最大の悪の権化のような役で、ピエール瀧が出演、嫌味たっぷりな役どころはさすが。このほか、名バイプレーヤーの光石研志賀廣太郎といったベテランが深みを与えていた。

若手の人気俳優の一人・竹内涼真は185センチという堂々とした体躯で、陸上選手としての走りも素晴らしく、”カッコイイ”とファンがさらに増えそうだ。

毎週、唯一といってもいい楽しみなドラマだったが、今日で終わりかと思うと、しばらく「陸王ロス」状態が続きそう・・・とはならないか?(笑)。


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1月からの新クールのドラマの中に、1、2本は継続するドラマがあるかどうかチェックしてみたい。

石原さとみ主演の「アンナチュラ」(金曜22時)は期待できそう。


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