最近なにかの記事で、関東と関西の言葉の違いで、投票によりランキング付けがあった。それによると、模造紙をB紙と呼ぶのが一番だった。
しかし社会人1年目で、関西の言葉の違いに出くわしたのは、ランキングで
5位になっている、大学生などの「3年生」「4年生」に対して「3回生」「4回生」という言葉だった。
「~回生」というのは大阪、京都の同期生が当たり前のように使っていた。
「変なの!」と思っていたが、ご当地では当然なのだろう。回生を使う大学は京大の影響を受けたので、西日本の大学が比較的多いということのようだ。
就職した会社は、東京が本社だったが、創業者が京都の旧制同志社(大学)だったので、同期の新入社員20数名のうち約半数が同志社大学(飲み会などで、時々校歌の♪ワン・パーパス・ドーシシャ♪などを聞かされた!)の出身者だった。関東の
fpdはむしろ肩身が狭かった?(笑)。
そんなわけで、同期生のほとんどが関西出身で関西弁には慣れていた。
大阪に出張した時には、必ずと言っていいほど、新幹線に乗る前に「豚まん」を買った。なんのことはない、関東で普段食べている「肉まん」を「豚まん」と言っているだけだった(笑)。ただサイズが関東より大きかったように記憶している。
いつも話題になるのがマクドナルドの呼び方。
関東では「マック」が90%以上だろう。関西では断然「マクド」というようだ。マクドナルドを略してマクドなので、関東でも「マクド」ということもあるが。マックはビッグマックなどハンバーガーの名称から来ているようだ。
「ものもらい」を「めばちこ」というのは初耳だ。
「捨てる」を「ほかす」ももちろん知っているが、関東では使わない。
関東と関西の言い方の違いトップ15は以下のとおり。
順位 | 関東 | 関西 | % |
1 | 「模造紙」 | 「B紙」 | 31 |
2 | 「ものもらい」 | 「めばちこ」 | 24 |
3 | 「捨てる」 | 「ほかす」 | 20.2 |
4 | 「しまう」 | 「なおす」 | 19.4 |
5 | (大学生の呼び方) 「~年生」 | 「~回生」 | 17.2 |
6 | 「つまみ」 | 「あて」 | 15.2 |
7 | 「鶏肉」 | 「かしわ」 | 14.4 |
8 | 「鳥肌」 | 「さぶいぼ」 | 12.8 |
9 | 「マック」 | 「マクド」 | 10.4 |
10 | 「画鋲(がびょう)」 | 「押しピン」 | 10.4 |
11 | 「肉まん」 | 「豚まん」 | 8.8 |
12 | パーマを「かける」 | 「あてる」 | 7.6 |
13 | 「わたあめ」 | 「わたがし」 | 7.4 |
14 | 「おしるこ」 | 「ぜんざい」 | 7 |
15 | 「くすぐったい」 | 「こそばゆい」 | 5.6 |
上のリストは、ほんのひとにぎりの例にすぎず、ほかにもたくさんあるに違いない。
「ぜんざい」は関西だろう。オリジナルの表が違っていたかも。「夫婦善哉(めおとぜんざい)」といえば、大阪・法善寺の横にある店名ではないか。ぜんざい違い。
「押しピン」はまったく”使わないだら!”。
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