数字のごろ合わせなどではなく、1923(大正12)年4月17日、アメリカの動物学者ロイ・チャップマン・アンドルーズ(1884年1月26日 - 1960年3月11日)がゴビ砂漠へ向けて北京を出発したのが4月17日。アンドルーズは米国ニューヨーク市にあるアメリカ自然史博物館の古生物学者で、のちにその館長となった。
その巨大さと爬虫類独特のルックスで古生物ファンに限らず人気の高い絶滅動物「恐竜」。その中でも特に人気が高いのは一体どの恐竜なのか? 映画「ジュラシック・パーク」でなじみのある恐竜は・・・。
Googleの月間検索数をもとに「日本で検索されることが多い恐竜」をランキングにした記事があった。大雑把なデータであり、様々なランキングがある。翼竜、首長竜、魚竜も含めて集計したという。( )内の数字は月間の検索数を示す。検索数で見る人気の恐竜ベスト50というのがあるが、とりあえず上位10を紹介。
1位は恐竜の王様ティラノサウルス。古くから最強の恐竜として多くの恐竜ファンから支持されており、「ジュラシックパーク」などの映画でも大きく取り上げられる恐竜を代表する存在。生物史上最強ともいわれる顎の力を持っていた。また、王を意味する「レックス」という通り名で呼ばれており知名度、人気ともに最強の恐竜といえる。
1位:ティタノサウルス (33,100) 同点1位となったのがティタノサウルス。ティタノサウルスは白亜紀に生息した草食恐竜で、体長は18mと同じ竜脚類の中では比較的小型の恐竜。ギリシャ神話の神「ティターン」からその名前が付けられており、ブラキオサウルスなどに近い仲間。一文字違いのためティラノサウルと間違っての検索も多いとみられる。
3位:モササウルス (22,200)
3位にランクインしたのは白亜紀の海の支配者モササウルス。海棲爬虫類としては最大級でその体長は18mにまで達した。恐竜時代の海を語る上では欠かせない存在。しかし、スピノサウルスやプテラノドンを抑えての3位入りは驚き。モササウルスはその巨体とワニのような強力な顎で、当時の海の捕食者として圧倒的な地位を確立していた。
最強の恐竜としてティラノサウルスと並んで語られるスピノサウルスが4位にランクイン。比較的新しく発見された恐竜で、映画「ジュラシックパーク」に登場したことであっという間に世界中に浸透。体格は肉食恐竜の中でもトップクラス。魚を主な食糧にしていたと考えられ、頭はワニのような形状。背中には体温調節のために帆が張られていた。
スピノサウルスに並んで4位にランクインしたのは世界一有名な角竜トリケラトプス。体長9m、体重8.5tの大きな体と3本の立派な角を持っていた。白亜紀を代表する草食恐竜としてティラノサウルスと並んで語らえることが多い恐竜。巨体にも関わらず時速50kmで走行することも可能。トリケラトプスを餌にしていたティラノサウルスでも油断すれば致命傷を受けることになった。
6位は世界で最も有名な翼竜プテラノドン。白亜紀の地球に生息していた大型の飛行動物でその体長は9mにも達していた。更なる巨大種が発見されてた今でも翼竜の代表格として世界中で語られ知名度は1番。正確には翼竜は恐竜ではないが。
7位:始祖鳥 (しそちょう) (8,100)
7位は始祖鳥で、ジュラ紀に生息、確認された中で最古の鳥類。非常に原始的な種であり、恐竜と一緒に語られることが多いため今回ランクイン。体中が羽毛に覆われていたが、口には鋭い歯が並び、鋭い鉤爪も持っていた。始祖鳥の発見以降、恐竜と鳥類が種として非常に密接に関わっていたことが判明。
同じくジュラシックパークに登場したヴェロキラプトルが7位にランクイン。映画でも描かれたようにヴェロキラプトルは非常に頭のいい恐竜。現在では羽毛恐竜だったと考えられており映画の中のヴェロキラプトルとは違った姿で復元。体長は2mと肉食恐竜の中では小型。高い知能と鋭い鉤爪を持つ非常に強力なハンターだった。
ブラキオサウルスはジュラ紀の地球に生息していた大型の草食恐竜。体長は25m、体高は16mにも達し、近年になってさらに大型の恐竜が発見されるまで最も大きい恐竜として世界中に知られていた。体重は50tもあったためジュラシックパークで登場した際に見せた後肢二本で立ち上がるようなことは不可能とされる。
10位:ステゴサウルス (5,400)
10位は世界中で人気の草食恐竜であるステゴサウルス。背中の骨板が特徴のステゴサウルスはジュラ紀から白亜紀にかけて非常に長いあいだ繁栄を極めた。背中の骨板は風に当てることにより体温を下げる役割があった。また尻尾には4本の棘があり、肉食恐竜に襲われた際もこの尻尾を相手に叩き付けて応戦した。このステゴサウルスを襲うには捕食者側にも相当のリスクがあったはず。
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