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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">★懐かしのテレビドラマ/昭和のヒーロー④「月光仮面」。</span>



Always三丁目世代にとっての最大のヒーローは「月光仮面」。
テレビ放送が始まったばかりのテレビ草創期の1950年代後半。
テレビは超高額製品であり、まだ一般家庭に普及せず、一部の富裕層や、商店、駄菓子屋などが、ステータスで白黒テレビを購入していた時代に登場したのが「月光仮面」だった。子供向けの全てのテレビ・ヒーローは「月光仮面」から始まった。

日本初のフィルム製作による国産連続テレビ映画であり、日本のヒーロー番組の元祖でもある。時代劇と探偵活劇の要素を組み合わせた作風は、その後のヒーロー番組に多大な影響を与えている。漫画化された後に実写映画化された。



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月光仮面」がテレビで放送される日には、家にはテレビがないので、近所の駄菓子屋に、小学校低学年(1、2年)の友達3、4人で連れ立って近所の駄菓子屋に行って、「月光仮面」を見せてもらったのだった。

普段、5円、10円の小遣いで「アメ玉」などを買っていたので、駄菓子屋のおばさんも断るわけにはいかなかっただろう。

今から思うと、よその家に行って「おばちゃん、”月光仮面を見せて”」とよく言えたものだ(笑)。

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1958年~1959年ごろに「月光仮面」はテレビに現れた。
全身タイツに白い手袋ブーツターバンマフラー(あるいはマント)を身につけ、サングラスで顔を隠している。

悪事のある所に主題歌「月光仮面の歌」と共にオートバイで現れ、悪を退け正しい人々を救う。 生身の普通の人間であり、超能力などは持っていない。

月光仮面」は、一大ブームを巻き起こし、子供たちは「月光仮面」の真似をした。
月光仮面」に釘付けになったが、番組の冒頭「月の光を背に受けて~」の人物の影(月光仮面)で始まり、颯爽とオートバイで走る月光仮面にかっこいいヒーローを見たのだった。

後で知ったことだが、テレビ映画の制作費が乏しく、スタッフ、出演俳優、人員も少なかったので、仮面やマスクで顔を隠せるので、一人で何通りも演じていたという。中には、ドクロ仮面などは、制作会社のスタッフがマスクをかぶっていたというから、涙ぐましい。


映画「Always三丁目の夕日」の中では、力道山の空手チョップや、当時流行ったフラフープなどは出てくるが、「月光仮面」が登場していないのが、残念。映画監督がまだ生まれていない時代であるといっても・・・笑。






当時はNHKと民放が3局くらいしかなく、テレビのチャンネルを回す、と言っていた(笑)。テレビはブラウン管式で、画面は丸みを帯びていた。

一般の給料が15,000円くらいの時代に、20万円のテレビでは、なかなか手が出なかっただろう。


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