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<span itemprop="headline">映画「ボーダー」(2008)ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ共演。</span>



ロバート・デ・ニーロアル・パチーノという2大俳優が共演したクライムサスペンス映画「ボーダー」(原題:Righteous Kill、2008、日本公開2010)を見た。ロバート・デ・ニーロアル・パチーノの共演は「ヒート」(1995)以来2度目の共演ということだが、実際には直接の絡みはないものの「ゴッドファーザー PartII」(1974)で、マイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)の父ヴィトー・コルレオーネの若き日をデ・ニーロが演じている。

原題は「正義の殺人者」の意味だが、邦題の「ボーダー」ではなんのことかわかりにくく、あまり感心しないタイトル。境界線というのがボーダーで、映画を最後まで見ると、「正義と殺人」という相反する概念があって、踏み越えてはならない境界線のことかとややわかってくるのだが・・・。アメリカでの公開当時の評価は低かったことと、配給会社の倒産などで、日本での公開はかなり遅れた。

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NY市警のベテラン刑事、ターク(ロバート・デ・ニーロ)とルースター(アル・パチーノ)は、20年以上コンビを組み、お互いの全てを知り尽くしたパートナーとして固い絆で結ばれていた。警察の上司が「君たちは110年もコンビを組んでいるんだろう」というと、タークは「120年だ」と言い返すシーンもある。



そんなある日、警察を嘲笑うかのような連続殺人事件が発生。狙われたのは、一度は逮捕されながらも証拠不十分で社会に戻ってきた悪人たちであった。だが、捜査によって浮かび上がった全ての証拠は、タークの犯行を示していた。

汚名を晴らそうと、捜査にのめり込んでいく二人。しかし、その先には彼らの人生を大きく変える驚愕の真実が待ち受けていた・・・。

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「ボーダー」は、犯人はタークと思われたが、最後に意外な真相が明らかになる。
犯罪者などが証拠不十分で法律で罰せられないことがある。多くの重犯罪者たちがそうした法律を盾に警察の追及をかわし、のうのうと暮らしていたが、そんな悪人ばかりを狙った連続殺人事件が発生、容疑者が警察関係者である可能性が高まる中、やがてタークに疑いの目が向けられていくのだが、実は・・・という意外な結末となる。

究極の”バディ(相棒)映画”と言えるかもしれない。
撮影当時、アル・パチーノは68歳、ロバート・デ・ニーロは65歳だが、アル・パチーノの皺だらけの老けぶりが目立つ。

正義であるはずの警官が自ら殺人の連鎖を引き起こし、まさにボーダーを超えて
”引き金を引く”という殺人に快感すら覚えていく展開など、共感できず・・・でマイナス。

★★


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