「ブリッツ」（原題：Blitz、2011）を見た。
名作「ブリット」とタイトルが似ていて紛らわしいが、こちらはジェイソン・ステイサムのB級クライム・サスペンス。
曲がったことが大嫌いな荒くれ刑事ブラントが、”ブリッツ”（稲妻）と名乗る警官ばかりを狙う最凶の殺人鬼を相手にロンドン市内を駆け回る。ルール無用の刑事ブラント役にジェイソン・ステイサムが挑戦。
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ロンドン市警に所属する強情で妥協知らずな刑事ブラント(ジェイソン・ステイサム)は、その情熱のあまり、犯罪者に対してやり過ぎてしまうこともしばしば。
そんなある日、ロンドン市内で警官ばかりを狙う連続殺人事件が発生する。
ワイス(通称：ブリッツ)はダンロップに記事を書かせ、自らを虐げてきた警官を殺害し、有名になろうと目論む愉快犯だったのだ。ブラントの師や職場の仲間たち、さらには密告者までも次々と手に掛けていくワイス。
だがワイスの最後の標的はブラントだった・・・。
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映画の冒頭で、ソファーに寝そべっていた男が、ウイスキーをマグカップに注ぎ込んで、ストレートで飲む。若い男3人組が、車泥棒をしようとしている現場に近づき、ホッケーで使う板のホッケースティックで、ビシバシと若者たちを叩きのめす凶暴性が描かれる。翌日の新聞には、「ホッケー・マニアに若者がやられる」の見出しが躍る。
この凶暴な刑事こそブラントで、上司からは厄介者扱いで、お払い箱にされかかるが、「刑事こそ天職」と意に介さない。新聞社に、８人の警察官を殺すと予告してきた殺人犯が次々に警官を殺していくのだが・・・。
黒人の女刑事が、麻薬の潜入捜査で、麻薬に溺れてしまったり、隣人の少年に目をかけていたら、その少年が、フード服で殺人を行ってたりと、犯罪のオンパレード。
野蛮なケルト人だと自らいうブラントを演じるジェイソン・ステイサムが、手加減なしの刑事で暴れ回る。クライム映画はどうしても暗くなり、イマイチ入り込めない。
ジェイソン・ステイサムは、アクションスターで人気があるが、映画を見るのは、まだ
4本目くらいか。
★★
