先日劇場で「トランスポーター」シリーズの最新作(第4作)「トランスポーター イグニッション」(2015)を見てから、すでに見ていた「1」に加えて「2」と最後に未見だったシリーズ第3作「トランスポーター3 アンリミテッド」を見た。これで、このシリーズは、一応全て見たことになる。
相変わらずクールなジェイソン・ステイサムのカンフー並みのアクションとカーチェイスがみどころだが、今回は、めずらしくラブ・ロマンスも描かれていた。
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ある日の夜、主人公フランク・マーティン(ジェイソン・ステイサム)の家に1台の車が突っ込んできた。車に乗っていたのはフランクが仕事を紹介した運び屋仲間で、瀕死の重傷を負っていた。
フランクは救急車を呼び、その男を介抱しようとしていると、男は失神しかけながらも「救急車は呼ばないでくれ」と懇願する。だが、まもなく救急車が到着し、男を収容し始める。
フランクは車に同乗していた謎の女(ナタリア・ルダコーワ)に気づき、その女との会話から彼の腕には車から20m(厳密には75フィート=22.86m)離れると爆発する腕輪(ブレスレット)がつけられていることを知り、救急車を止めようと後を追うが、その瞬間、救急車は爆発炎上した。
フランクは女の元へ戻り、事情を尋ねようとしたその刹那、背後から襲われ意識を失う。見知らぬ場所で意識を取り戻したフランクの腕には、例の腕輪がつけられていた。こうして、彼は、またしても否応なしに、強引に”赤い荷物”を運ぶ依頼を受けるのだった。そして、行き先として、雇い主の男ジョンソン(ロバート・ネッパー)から指示されたのはマルセイユ、ミュンヘン、ブダペスト・・・。
この依頼に隠された世界規模の陰謀とは・・・。果たして二人の運命はいかに・・・。
予告編
謎の女ヴァレンティーナに、フランクが「ロシア人か」と聞くと「ウクライナ人だ。ロシア人とは違う」というのが政治情勢(ロシアの果てにあるウクライナの西側はウクライナ語を話すウクライナ系住民、東側はロシア系住民が居住、対立していた)をうかがわせる。
雇い主が、「ドナルド・トランプ(米国のホテル・カジノの不動産王)式にいえば、お前はクビだ」という発言があったが、フランクが「お前はクビ」とやり返すところも面白い。お騒がせ発言などで知られるトランプは、いまでは大統領選に出馬しているが。
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マッチョ&ハゲの役者がなぜ人気なのか理解できなかったが「トランスポーター」を見て、人気が定着したことがわかった。第3作は、これまでの作品では一般評価はやや落ちるようだ。ステイサムはこの作品で、フランク役は終了した。
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