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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「モネ・ゲーム」(2013)</span>



コーエン兄弟(「ノー・カントリー」)が脚本を書いたという”世紀の泥棒エンターテイメント”「モネ・ゲーム」(原題: Gambit, 2013)を見た。


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美術学芸員のハリー・ディーン(コリン・ファース)は、長年メディア王ライオネル・シャバンダー(アラン・リックマン)のもとで働いていたが、彼の横柄さと人使いの荒さには我慢できないものを感じていた。

印象派絵画のコレクターであるシャバンダーが、かねてからクロード・モネの連作「積み藁」を探していることを知っていたハリーは、知人の退役軍人ネルソン少佐が描いた贋作を利用して大金を巻き上げることを計画する。


            コリン・ファースは雰囲気が田中哲司のよう・・・笑

かつて「積み藁」が飾られていたゲーリングの別荘を急襲したパットン将軍の部下の孫娘、PJ・プズナウスキー(キャメロン・ディアス)を仲間に加える。

PJは、美人ながらも自由奔放なカウガールで、シャバンダーに気に入られるのだが、やがて騒動を巻き起こす。さらにシャバンダーが別の鑑定士マーティン・ザイデンベイバー(スタンリー・トゥッチ)を用意するなど、次々とハリーの想定外のことが起き、計画は思わぬ方向へ転がる


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キャメロン・ディアスが、お国訛り丸出しのテキサスのカウボーイならぬカウガールを演じて、しばらくぶりに弾けたコメディエンヌぶりを発揮。コリン・ファースは、いつものようにこむずかしい顔で、絵画を盗み出す詐欺師を演じている。



ケッサクはアラン・リックマン
大金持ちの会社社長だが、ヌーディスト(全裸)趣味があるとかで、前代未聞、事務所デスクでハリーを出迎えるが、全裸。一瞬、先入観からの妄想だということがわかるが、映画のエンディングで、絵画を前にして、全裸で立っていたので、その趣味は、現実だったようだ。

モネの絵をめぐって、競売が行われ、タカガワ(伊川東吾というライバルの日本人を中心としたグループが登場。このグループは、日本のテレビ番組などを手がける「コンニチワ メディア」グループといい、日本人を小バカにしたような描かれ方だった。

日本語がわからないことをいいことに、日本人同士で、「日本人のばかたれ作戦はいつもうまくいく」「バーカなイギリス人に一発カマシタレ!」といった日本語が飛び交うのだが・・・。またまた「外国で描く日本人はおかしな描き方だな」と思ったら、実は、最後に番狂わせが残されていた。

「モネ」の対になった2作品のうちの1作品を所有しているシャバンダー
セキュリティは万全というのだが、そのセキュリティの方法というのがあっと驚くものだった!。

コリン・ファースは、残るもうひとつの作品の偽の絵を仲間のネルソン少佐(トム・コートネィ)に本物そっくりに描かせて、いかにもその持ち主らしいメリルおばあちゃん(クロリス・リーチマン)とPJ・プズナウスキーに絵を背景に写真を撮り、雑誌に載せる。それを見せて、それを欲しがっているシャバンダーに持ち込み、騙すというのだが・・・。


トム・コートネイ
といえば若き日に「長距離ランナーの孤独」や「ドクトル・ジバゴ」で注目されたが、いまや70代後半(映画撮影時75、6歳)と円熟した俳優になっていた(写真の右)。
クロリス・リーチマンは「ラスト・ショー」などで有名だが、「モネ・ゲーム」では、全く気付かなかった。

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出演:
・ハリー・ディーン - コリン・ファース
・PJ・プズナウスキー - キャメロン・ディアス
・ライオネル・シャバンダー - アラン・リックマン
・ネルソン少佐 - トム・コートネイ
・マーティン・ザイデンベイバー - スタンリー・トゥッチ
・メルルお婆ちゃん - クロリス・リーチマン 
・ タカガワ - 伊川東吾 

コメディタッチの泥棒映画で、気楽に見るには面白い。
ポスターにライオンが写っているのがミソ(笑)。


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