映画「着信アリ」(2004)はブログを始める前に、台湾で「One Missed Call」というタイトルに惹かれて観たら日本映画だったという体験をした映画だ。この映画で初めて柴咲コウを見た気がする。もう十年も前の映画である。
2004年に公開されて成功を収めた「着信アリ」は、ドラマ化もされているほか、続編も作られ、米国でのリメイク作品「ワン・ミス・コール」(原題:One Missed Call、2008)もある。
秋元康がこの小説を書くきっかけとなったのは、自分の携帯電話を振動モードにしてテーブルの上においていたところ、着信音が鳴って、携帯電話が生き物のようにブルブルと動いていたのを見てぞっとしたことから発想を得た、といった意味のことを語っていた。
秋元康は、作詞家、放送作家、プロデューサー、脚本家、映画監督、漫画原作者のほか、「AKB48」とその姉妹グループなどの総合プロデューサーといういくつもの顔を持つ。さらに、2007年より京都造形芸術大学副学長を務めるというから、一人で何十人分もの仕事をこなしているように見える。
なんでも自身で実行してしまう秋元康だが、番組の質問者が、同業者で誰か注目している才能ある人物はいるかという質問に対して、「すばらしい”あまちゃん”のストーリーを書きあげてしまう宮藤官九郎さんや、三谷(幸喜)さんなどはすごい。真似はできない」と語っていた。
「着信アリ」は、携帯電話が大きな役割を果たしているホラー映画で、発信人は自分自身で、着信日付は未来の時刻となっている。その着信時刻に死ぬという予告のメッセージどおりに次々に人が死んでいく恐怖を描いていた。主演の柴咲コウの恐怖におののく表情が印象に残っている。出演は、このほか堤真一、吹石一恵、石橋蓮司、筒井真理子など。
ホラー映画はあまり好まないが、「着信アリ」は、着想が面白かった。
まさに”着想アリ”だった。
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