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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「TIME/タイム」(2012)</span>


 
TIME/タイム」(原題:In Time, 2011)は2012年2月に劇場公開された、時間が通貨となる近未来社会を描いたサスペンスタッチのSFスリラー映画。なかなかスリリングな映画で面白かった。
 
 
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「時は金なり」という昔のことわざがあるが、これは「時間はお金と同じように大切な価値がある。無駄にしてはいけない」といった意味だった。もともと西洋のことわざ
「Time is money」に由来している。

「TIME/タイム」では、まさに時間が通貨である。
どういうこと? 25歳を過ぎると、それぞれの人間は、持ち時間を持ち、働きによって
その対価である時間を手に入れるのだ。時間=寿命と言ってもいい世界だ。
 
ホテルに支払うのも、2日分とか時間で支払う。ローンを組むのも、30%の高利で借りることになる。時間は、腕に光る時間表示が出ている。金持ちの中には、1,000年という持ち時間を持つ者もいる。そこでは、タイム・キーパー(時間管理官)がいて、厳しく時間管理がされている。
 
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未来社会では、人類は遺伝子操作で25歳から年を取らなくなることが可能になった。人口過剰を防ぐため、時間が通貨となり、人々は自分の時間で日常品から贅沢品まで支払うこととなった。
 
バスなどの交通機関や自動車の通行料も時間で支払う必要があるためスラム街で暮らす貧困層の地域と富裕層の暮らす町は、ゾーンで実質的に隔離されている。
 
裕福な人、すなわち時間を十分に持っている人たちは永遠にも近い時間生きることができるが貧困層の人々は働くことでわずかな時間を給料として受け取り、生活していた。
 
左腕に光る時間表示が0になるとき、人は命を落とすのだ。自分の腕を上にして相手の腕をつかめば相手の持っている時間を奪い取ることができる。一秒一秒が無駄にできなくなった世界で、時には「バトル」という生死をかけた、腕相撲で、相手の時間を奪い取る戦いもあった・・・。
 
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イデア自体は面白かった。
アクションも007かミッション・インポッシブルのような派手さもあって、娯楽映画としてはそれなりに楽しめた。主演のジャスティン・ティンバーレイクは「ソーシャル・ネットワーク」とはかなりイメージが変わり精悍な役柄だった。共演は「マンマ・ミーア!
」のアマンダ・セイフライド(正式にはサイフレッドらしいが、サイフリッドと表記されたりもする)など。
 
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Moneyはなくても比較的TIMEがあるという世代にとっては、いい世の中かもしれない(笑)。結局、お金を稼ぐというのは、案外、時間を買うため(趣味に費やす、旅行する、時間をかけて映画を見る、食事をする、本を読む・・・)でもあることを考えると、比較的自由なTIMEを持っているfpdはリッチということか(いいように考えれば。爆)いやいや、時間と通貨と両方がいいかな(笑)。
 
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