「出る杭(くい)は打たれる」という格言、ことわざがあるが、会社組織では、目立ったことをすると潰されるから、程々がいいというような意味か。
ところが、仕事場の近くのタバコ屋の店の前には、「出る杭は打たれ強い」とあった。打たれ強いという言葉は、確か城山三郎さんの本(「打たれ強く生きる」)にあった記憶がある。
外国のタバコの「マールボロー」という会社が、標語にしているようだ。
格言というのは真理を表しているようだが、「逆もまた真なり」という言葉もある。
「急がば回れ」も確かにそうだが、”時間がないので、回れない”こともある。
ものづくりの日本の製造メーカーとしてトップに君臨したパナソニック(松下電器)の創業者の松下幸之助は、歯に衣を着せぬ独特の関西弁を操り、厳しさの中にもユーモアと温かさに溢れた名言を残している。
「松下電器は人を作る会社です。あわせて電気製品を作っています。」
「ご苦労さん。ええもんができたな。さあ、今日からこの商品が売れなくなるような新商品をすぐに作ってや。」
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「松下電器は人を作る会社です。あわせて電気製品を作っています。」
「ご苦労さん。ええもんができたな。さあ、今日からこの商品が売れなくなるような新商品をすぐに作ってや。」
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先どの格言に戻るが「出る杭は打たれるが出すぎた杭は打たれない」という言葉もあるようだ。
「出る杭」という、何となく厄介な奴というイメージだが、これが「出すぎた杭」と聞くと、尖ったような、すごいことをやり遂げた人間というように聞こえる。
「出る杭」という、何となく厄介な奴というイメージだが、これが「出すぎた杭」と聞くと、尖ったような、すごいことをやり遂げた人間というように聞こえる。
「出る杭」については、平成の名経営者100人にも選ばれたトリンプ・インターナショナル・ジャパンの元社長、吉越浩一郎氏も、次のような言葉を残しているという。
「出る杭になれ。出ない杭は土の中で腐る。」
日本人は、概して寄らば大樹で、「右へならえ」の風潮が支配的。
「出る杭になれ。出ない杭は土の中で腐る。」
日本人は、概して寄らば大樹で、「右へならえ」の風潮が支配的。
自らは進んで前に出たがらないという雰囲気がある。