映画「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 」(2007)は期待しないで見たら、これが最高に面白かった。タイムスリップの映画と言えば「バック・トゥー・ザ・ヒューチャー」や「ペギー・スーの結婚」などが思い浮かぶが「バブルへGO!!」は、2007年の現在から17年前の1990年のバブルの真っ只中へタイムスリップする痛快ラブ・コメディだ。
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今はほとんど見ないポケベルや、緑の公衆電話で、今のように「(駅に)着いたら電話するね」という感覚で待ち合わせの約束をしたら「あれ?携帯が使えなかったんだっけ」ということになる。携帯がない時代でも特別に不便を感じなかった時代だったのが不思議だ。
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ストーリー:
2007年3月、800兆円もの借金を抱え破綻の危機に瀕した日本経済。
たまたま下川路の昔の恋人・田中真理子(薬師丸ひろ子)が発明した洗濯機式のタイムマシンで、真理子を不動産などの規制行政を阻止するために、1990年3月の東京に送り込むが、ほどなくして真理子は消息を絶った。死亡として処理された真理子の葬儀の席で、下川路は彼女の娘・真弓(広末涼子)と出会う。
真弓には、母親を探し、バブル崩壊を食い止めるという命題を与えて、1990年に送り込んだのだ。洗濯機式のタイムマシンの洗濯機に入れるのは、体型サイズが限られることから、真弓はうってつけだった・・・・。
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映画を見る我々も、わずか20年前のバブル全盛の日本を追体験する。
バブル絶頂期の東京を舞台に日本経済史上最も盛り上がっていた時代は、一万円札が飛び交い、サラリーマンやOL たちはディスコで浮かれたように踊り、真弓も「バブル最高!」と声を上げる。当時の風俗、文化を再現しているのが見どころ。
「バブルへGO!!」予告編
- ・・・日本は短期間で大きく変わった。バブル崩壊はそれほどの一大転機であったのだと、いまさらながら実感させられる。 映画の冒頭で紹介される米国の著名な財務関係者のセリフ「バブルは崩壊して初めてバブルとわかる」が印象的だ。
- ヒロスエに1990年に戻っても、オレには気をつけろ、できれば会うなという。1990年の時点では女性関係に積極的で軽薄な東大卒若手大蔵官僚で、女性とみれば声をかける遊び人。同僚女子や、クラブなどの女性から「このケダモノ!」と強烈な顔面パンチをしばしば浴びせられるのだが、阿部寛が決まっていうセリフ「効くねェ!」が抱腹絶倒。1990年、劇団ひとりが、大学を卒業して、「チョー銀」に受かったと大喜びをしていると、未来から来たヒロスエは、「その銀行潰れるよ」というが、銀行がつぶれるなんてそんなバカな、と笑い飛ばすが、実際に破たんしている。2007年の流行り言葉を1990に使うと「なにそれ」となる。・・・六本木あたりで、扇子を持ってひらひらさせて、踊っていたボディコン・ミニスカの女性たちを下から眺めていたサラリーマンたち(fpdも会社仲間たちと何度かディスコへ行ったが・・・あまりフィーバーしなかったが。笑)。期待しないでコメディを楽しむ・・・「ああ、こんな時代だったな。そうだ、そうだ」とバブル時代はなんだったのかとふと思うには、面白い映画だ。音楽が、「007」とそっくり(笑)。☆☆☆(guchさん、”買い”ですね!)↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓「にほん映画村」に参加しています: クリックお願いします♪。