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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★昨日の「Y新聞」の「人生案内」。”追いつめられて”

6月20日付のY新聞の「人生案内」は、電車の中で読み始めたが、かなり厳しい状況に置かれた50代主婦の投稿だった。
 

中見出しが「夫に殺意 自分が怖い」で、サスペンスドラマのようなタイトルだが、書き出しはこうだ。(   )はfpdのコメ。
 
「50代主婦。あと数年で公務員の夫が定年退職になります。
私は夫を殺してしまうのではないかと自分が怖いのです。」 
(いきなり、物騒な書き出しだ。fpdも、よく言われてきた。「殺したいほど憎たらしい」と真剣に。しかし、幸いなことに、殺されずにまだ生きている)。
 
「夫は、自己中心的で短気でわがまま。家事や育児は一切せず、自分の服や下着の場所さえわかりません。」 
(これはよく世間では聞くことで、よくあることに思われる。問題は次だ。)
 
「給料明細は持ち帰らず、生活費として月20万円ほどを入れるだけ。残りは自分のこづかいです。私が口答えをすると、暴力をふるうか、口をきかなくなります。結婚して三十数年間ずっと我慢したのは、子供のためと、自分に生活力がないからです。子供たちは社会人になり、役目も終わりましたが、貯金もなく、私に何の取りえもなく、今更、離婚に踏み切れません。」
(給与明細を見せず、というのは考えられず・・・なのだが。)
 
ずっと夫が死んでくれさえすればと祈ってきましたが、そうはうまくいきません。夫が年金と退職金で悠々暮らすと思うと悔しくて、いっそのこと刑務所に入ったほうがいいと思ってしまうのです。」(大阪 K子)
・・・
(さあ、回答者:評論家・女史はどう答える?・・・通り一遍の回答では済まないぞ、生きるか死ぬかの真剣勝負だ、と意気込んで、次を読んでみる。)
 
・・・
「まず、絶対に殺さないでください。正当防衛でもない限り、殺人は人間最大の罪です。せっかく社会人となったお子さんのことも考えてください。」
(結論から、正論で、ひとまず安心した。思っても、実行したら人生、何もかもおしまい。)
 
警察庁の殺人事件、妻殺し・夫殺し・・・(略)定年後の夫との生活相談はたくさんある。・・・(略)刑務所に入る覚悟で殺したいはただ事でない。殺さないで逃げましょう。逃げ方を工夫しましょう。離婚に踏み切れないとおっしゃいますが、殺人に踏み切るよりずっと楽です。」
(逃げる、という手があったか。奥さんが家を出る、というのはよくある。)
 
「今や夫の年金の一定額は妻のものになりますし、夫の暴力的行為が裁判で認められれば、慰謝料ももらえるでしょう。」
 
「お子さんを立派に育てた家事能力は売り物に。高齢者介護など働く分野はたくさんある。夫を殺す代わりに、他人の命を支える道を進みましょう。離婚覚悟で話し合えば、定年を控えた夫が変ってくれるかもしれません。」
(60歳近い男が、考えを改めるとは思わないが、「追いつめられて」(No Way Out、ケヴィン・コスナー主演映画)、夫を殺したいという主婦が多いのにも驚く。)
 
夫婦といっても、何十年暮らしても、理解しあえないことが多いのが現実だろう。
夫を、給料運搬人くらいにしか思わない妻もいる(ウン?)。
 
 
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