「ブリット」Bullitt (1968)(Steve McQueen)
「ブリット」のスティーブ・マックィーン”ブリット" 刑事
映画「ブリット」(1969)のスティーブ・マックィーンのタートル・ネックのセーターとジャケット、トレンチ・コートは、マネをしたくなるほどかっこよかった。実際にタートル・ネックのセーターを買ってきたものだった。
音楽のラロ・シフリンの導入部からのジャズっぽい音楽がかっこよく、引きこませる。映画史上に残るカーチェイスのアクションばかりが強調されるが、空港内で犯人を追いつめるサスペンスや、孤独な刑事の内面なども描かれていて、マックィーンの本領が発揮されていた。
「ブリット」は思い入れが強いので、このブログでは「Z」と並んで一番多く紹介している(6回以上)映画:
「仁義」のジャン・マリア・ボロンテとアラン・ドロン
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ドロンと
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フランス映画では、アラン・ドロンも「サムライ」(1967)や「仁義」(1971)のなかで、襟を立てたコートが印象的だった。”ダーバン”だったのか(笑)。「仁義」ではイブ・モンタンも、主要登場人物5人の男たちの中では、アル中の役でインパクトがあった。
「夜の大捜査線」(1967)「続・夜の大捜査線」(1970) 「新・夜の大捜査線/霧のストレンジャー」(1971)の黒人刑事ヴァージル・ティップスに扮したシドニー・ポワチエは、コートの着こなしがクールでかっこよかった。
「続・夜の大捜査線」で初めて、シドニー・ポワチエをリアルタイムで劇場でみた。その後、過去の作品にさかのぼって「野のユリ」「招かれざる客」「暴力教室」「手錠のままの脱獄」「いつも心に太陽を」などをみて感動した。
「続・夜の大捜査線」では、黒人という人種差別はなく、敏腕刑事として、ポケットに手を入れて、きびきびと階段の上り下りをするのだが、この映画を見てからというもの、ポワチエになったような気分で、階段を上り下りするfpdがいる。「仁義なき戦い」を見た観客が、映画館から出ると、「外は、寒いのぉ~」と”みな菅原文太になる”のと同じだ(笑)。
トレンチ・コートといえば「カサブランカ」(1942)のハンフリー・ボガートが別格。ボガートの歯の浮くようなキザなセリフも許されるのは、仕方ないか。
「フレンチコネクション」は、刑事ものとしては珍しく、第44回アカデミー賞に8部門でノミネートされ、作品賞、 監督賞(ウイリアム・フリードキン)、 主演男優賞(ジーン・ハックマン)、 脚色賞、編集賞の5部門を受賞するなどの大傑作である。
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