きょう待望の「アーティスト」の公開初日の初回(10:00~)に、さいたま新都心にあるMOVIXさいたま(12スクリーンある)で、観てきた。
アカデミー賞作品賞ほか、最多の5部門を受賞しているので、「今年”最高”の1本をあなたに!」というキャッチコピーの通り、ラストシーンに向かって、最後の20分くらいは、胸が締め付けられて苦しかった(笑)ほど、”参った”と感じた映画だった。
モノクロで、音楽ばかりで、セリフがほとんどなし・・・なのだが、最後に「オセロ」ではないが、すべてをひっくり返すような、どんでん返しのような、「ウォー」とうめき声をあげたくなるような、効果的なエンディングが待っていた!
我が家の犬・ハチ公(チャッピー)も真っ青になるようなわんこ君(アギー)の活躍は、ソフトバンクのカイ君以上か!
映画は、最初から1時間くらいは、淡々としていて、どちらかといえば、睡魔が襲ってくるような展開だったが、それだけに、それだからこそ、後半からラストの展開の
すばらしさに、胸が締め付けられるほど苦しくなる(いい意味で)のだった(笑)。
モノクロ映画といっても、スティーブン・スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」は、一か所だけ、赤い洋服の子供が出てきたり、黒澤明監督の「天国と地獄」では、犯人が燃やしたかばんが、反応して赤い煙が出たり・・・という衝撃があったが、この「アーティスト」は、サイレントといっても・・・。あとは、見てのお楽しみ♪(笑)。
”完璧だ!これだよ、これ!”
Perfect!
スターの座から転げ落ちて、忘れ去られるもの。
スター街道を駆け上がるもの。
階段の上りと下りのシーン。
(バトンを引き継ぐクロス・シーンなのか。)
「風と共に去りぬ」のゲーブルを彷彿とさせる風貌のジョージ
(ジャン・デュジャルダン)。
収入が途絶えたかつてのスターは、洋服を質に入れ、家具をオークションに・・・。
夢の階段を上る新人女優には、称賛と羨望が・・・。
”老兵は後進に道を譲り、静かに去るべきなのか?”
立場は逆転しても、変わらないものとは・・・。
ミシェル・アザナヴィシウス監督作品。
ジャン・デュジャルダン、べネニス・ぺジョ、ジェームズ・クロムウエル、マルコム・マクドウエルほか。
これ以上の記事は、これから見る人のためにも・・・・・
”カット!”
☆☆☆☆
↓「時計仕掛けのオレンジ」のオレ、覚えているかい?
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