映画 こち亀 THE MOVIE CM
(少し長い予告編:http://www.kochikame-movie.jp/index.html)
「こち亀 こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!」(8月6日公開)の試写会に昨日(7月31日)参加した。
実は、ブログ友のふぁろうさんから、当日行けないのでということで、試写会券をおくってもらったものでした(ふぁろうさん、ありがとうございました)。会場の「日経ホール」(日本経済新聞社・本社)は、夏休みとあって、親子、ファミリー連れが多かった。中にはおっさんの姿も、ちらほら・・・ホッ)
試写会券
「こち亀」は、2009年にテレビ・ドラマ化されたときに、何回か見たことはあった。
誇張したギャグ漫画の印象で、かつてのザ・ドリフターズのドタバタコメディを思わせるものだったが・・・。
「こちら葛飾区亀有(かめあり)公園前派出所」(通称「こち亀」)は、秋本治の連載漫画。「週刊少年ジャンプ」(集英社)において1976年より現在まで連載中で、35年間の連載は、ギネスブックの最長記録という。
警視庁新葛飾警察署の亀有公園前派出所に勤務する中年の警察官である主人公の両津勘吉(りょうつ かんきち)巡査長と、その同僚や周辺の人物が繰り広げるギャグ漫画。年配者から小さな子供まで幅広く人気を博している。
しかしその桃子が警察庁長官の孫娘誘拐事件に巻き込まれていると知り、一大決心。破天荒な捜査で犯人を追いつめるが、仕掛けられた罠により絶体絶命の危機に陥る・・・。
勝どき橋といえば、子供のころ、「橋がパカッと割れる橋」ということで有名だった。隅田川にかかっているが、大きな船が通る時だけ、橋げたが、左右に割れ、船を通すというものだった。「橋が割れる設備」コストなどの関係で、1980年で、これは中止となっているという。ところが、この映画では・・・。
「三丁目の夕日」のようで懐かしい。
勝どき橋といえば、子供のころ、「橋がパカッと割れる橋」ということで有名だった。隅田川にかかっているが、大きな船が通る時だけ、橋げたが、左右に割れ、船を通すというものだった。「橋が割れる設備」コストなどの関係で、1980年で、これは中止となっているという。ところが、この映画では・・・。
庶民版ドタバタ・コメディの「こち亀」だが、この「勝どき(鬨)橋」が、ストーリーの中で
大きな役割を占める。
映画を観る前は、ファミリー向けのドタバタ映画だろうと、期待しないで見た(爆)。
感想、一言。「おもしろい。(感動で)泣かせる」
最近は、子役の活躍が注目されている。
名子役といわれる10歳にもみたない子供の役者が笑わせ、泣かせることが多い。
(古くは、「おしん」だったが・・・) ただ、映画、ドラマなどで、子役の名演で「あっと言わせてやろう」といった意図がありあり、というような映画は、演じれば演じるほど、
しらけたり、違和感もある(辛口になり、意地悪な見方をあえてすれば、同じ日に見た映画「ロック わんこの島」の子役の犬との別れのシーンなどは、あたかも、感動するシーンだから泣け!と言わんばかり。延々と、これでもか、というシーンが続く。爆)。
国民的人気の子役・芦田愛菜(7歳)などは、月に60冊の読書が趣味と言い、
子役から、女優として大成するか注目される。一般的に、子供のうちから、あまりにも大人のような発言をしたり(周りがさせたり)は、どうかとも思う。子役歌手も・・・。
子供時代を演じた2人の子役はすばらしい!
この映画の最大の感動シーンは、子供時代の回想シーンにあった!
子供のころから「うそつき勘吉」といわれた両津勘吉が、「勝ちどき橋は割れる」と懸命に主張するが、「そんなウソ!」とどうしても、信じてもらえない。
それが・・・。
大人でも、じーーーーーーんとくるものがあった。
子供の時の別れの言葉が、一部しか伝わらず、相手にはすべてが届かなかったようだが(観客もわからない)、ラストにそれが明らかになるシーンには、思わずこみ上げてしまった。このシーンだけで、見る価値があった。
(暗闇の中で、Yシャツのポケットからハンカチを取りだすおっさん=fpdがいた)
映画は期待していなかった分、おもしろさが倍増した!
たまには、泣き笑いのドタバタコメディもいい。みて損のない映画だった。
元気のない日本に「元気!」を与える、タイムリーな映画だ。
エンディングで流れるのは、あの水前寺清子の有名な「三百六十五歩のマーチ」。
☆☆☆