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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">”イングリッシュ・モンスター”(TOEIC満点、24回連続)ってどんな人?</span>

 
テレビの番組で、いろいろな「一言名言」を残すという、ある分野の達人が登壇して簡単な5分ほどのスピーチをするという番組を見た。これがなかなか面白い。「100円を100,000円にするプライス・アナリスト(鑑定士)」「TOEICで、24回満点をとり続ける男」など・・・その人の裏側・秘密に迫るというもの。
 
”イングリッシュ・モンスター”と呼ばれるTOEICの講師を務める菊池健彦(51)という人。TOEICの講師なんて言うと、さぞかし、外国で暮らして、ネイティブのようにアメリカナイズされた人かと思うが、まったく逆だった。
 
本人によると、今まで一度も海外に行ったことがないというのだから驚きだ。
 
34歳で、会社を辞めて7年間の引きこもり生活中に英語を独学!
試しに受けてみたTOEICでいきなり970点をマークしたという。
 
その後、990点満点を24回も記録(現在も更新中)している。
 
月2万円のアパートに住み、1日の食事代は500円。夕方6:45になると近くのスーパーに。食べものが半額になるからだという。
 
そんなとき、ふと立ち寄った書店で英会話の本が目にとまり、「何もすることがないのだから英語でもやってみるか」と軽い気持ちで英語の勉強を始めた。中学では、物忘れが多く「ダメ人間」とレッテル。会社へ入っても、営業成績が上がらず、34歳で退社。
 
そして「引きこもり留学」すること7年間。ついに貯金がなくなり、仕事を探すため仙台から上京。英語の講師になるためにはTOEICのスコアが必要ということで試験を受けてみると、いきなり970点の高得点を獲得。「800点くらい取れればいいかな」と受けたという。950点を取るのは、至難の業とかいわれたらしい。
 
この時の菊池氏の感想は「TOEICって、こんなに簡単なのか?」だった。ちなみに、この時、初めてTOEICの存在を知ったとか……。そして、その後、990点満点を取り続け、「イングリッシュ・モンスター」と呼ばれる存在になった。現在990点満点を24回更新中。
 
どんなふうに勉強したのか。
簡単に書くとこうだ。
 
ネイティブのスピーチを左の耳で聞く。
これが面白いのだが、カップめん(赤いたぬき、青いきつね)のお椀をふたつつなげて、口と右の耳に当てる。ネイティブの発音を聞きながら自分で話して見て、それを
右の耳で確認する。説明していたが、そんなにうまくいくものなのか(爆)。
 
普通の日本人が、アメリカを旅行して、お金もそんなになく、何か食べるところを
探すときに「マクドナルドは、このあたりにありますか」と言って、通じる人は、少ないという。この菊池氏によると、一発で通じる方法があるというのだ。
 
Where is the McDonald's? (ホエア・イズ・ザ・マクドナルド?)と言ったら100%
通じない、というわけだ。これはよく、アメリカ人の発音を聞いていればわかるが、
アクセントを「D」の上に置き、「a」と発音して、ほかは、発音しなくてもいいくらいという(爆)。マクナルと発音する。「ダナル」でもいいくらいのようです(さざえさん、今度外人さんに、得意な英語で言って見てね。爆)。
 
コーヒー飲みたいな、といってコーヒーショップに入って、May I have a cup of
coffee? を「~コーヒー」と言ったら、コーラは出てくるかもしれないが、Coffeeを理解するのは至難のようです。「フィ」と「カ」だけ大きな声で聞こえるように発音するのがいいのだとか(笑)。
 
そうそう、このひとの格言:「引き篭もりでも、好きなことに集中すれば、道は開ける
 
もう一人、プライス・アナリスト(鑑定士)、前野重雄さん(57)・・・テレビ東京開運!なんでも鑑定団」の名物鑑定士として13年間出演。
 
イチローのバッティング練習に1日、立ちあったことがあるという。一日、何千回とバットを振り続けるというイチロー。バットの一定の箇所(ボールを当てる箇所)に1.5センチ幅の印(黒いテープ)が巻いてある。そこにボールを当てるように打撃練習をして
いたという。
 
1998年だったか、アメリカのマクガイアという選手が年間71本のホームランを打った(「コニカ」の看板に当たり、コニカがスポンサー契約をしたことがある)が、バットには4センチの印をつけ、真正面にボールが当たるように練習をしていたという。
 
イチローは天才と言われることを極端に嫌う。
前野氏がイチローを見て感じたこと:格言「天才とは、努力するのが平気なこと」。
苦痛ではなく、楽しんでいるということ。英語もいやいやでなく、楽しんで、ということか。
 
「100円を10万円に」というのは、使い古されたグローブを例にとって、説明していた。あるキャッチャーが使っていたミット。ボールが当たる個所は、皮が薄いほど、
ピッチャーの投げた球がビシっといい音で決まり、ピッチャーも調子がいいことが
わかる。
 
キャッチャーは、ピッチャーをリードし育てるという役目もある。そこで、球の当たり箇所には、スポンジを当てる。そのスポンジが切れてくるとさらにその上にスポンジを重ねる。4-5枚のスポンジが重なってボロボロになったミットだった。
 
そのキャッチャーのミットに込められた、値段がつけられないような価値。
目に見えないプレミア価格というものを持たせること。「鑑定不能な品質に自分を
高めること」といっていました。
 
マドンナの一言:
世界の中心で降ろして
 
これは、マドンナがまだ無名のころ、田舎から、大都会ニューヨークの空港に着いたときに、どこへまず行ったらいいかわからないので、タクシーの運転手に言った言葉。タクシー運転手は「よっしゃ」と言ったかどうか、連れて行ったのが、タイムズスクエア
 
いまでは、成功を夢見る人が集まるニューヨークの中心。
 
こんな政治家がいなくなったが・・・。
1993年に参議院議員(当時日本新党)になった人、Y・T氏。
自らのがんを告知し、国会で「がん対策基本法」の成立を与党に求め、翌年、
同法案成立。が、その翌年、本人はがんで死去(58歳)。命を賭けて仕事をした。
 
Y・T氏によると、「命を守るのが政治家の仕事」が信条ということで、「国民の2人に1人ががんにかかる。3人に1人ががんで亡くなる。年間がんで亡くなる人は30万人。自殺者は3万人。がんでも、治療が受けられない”がん難民”がいる。自分も、以前から一貫して、命の大切さを訴えてきて、大切さを理解してもらうためにあえてがんであることを明らかにして、法の成立を訴えた」と語っていた。
 
このほか、いろいろな人が、話していたが、バラエティやお笑い番組ばかりでなく、こんな番組がもっとあればいいと思った。