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訃報:昭和の名女優・高峰秀子、逝去。86歳。

 
年末になって、訃報が飛び込んできた。
 
浮雲」「喜びも悲しみも幾歳月」「カルメン故郷へ帰る」「二十四の瞳」など数々の名作に出演した女優、高峰秀子さんが28日午前5時28分、肺がんのため東京都内の病院で死去した。86歳。喪主は夫で映画監督・脚本家の松山善三さん。
 
高峰秀子と言えば、昭和の映画女優では、田中絹代岸恵子などと並んで5本の指にも入る大女優の一人。
 
当初は、出演を辞退したいと思ったという「浮雲」では、映画とともに名女優の仲間
入りを果たした。日本の映画史上で、初のオールカラー(総天然色)の作品となったカルメン故郷へ帰る」(1951)は、TVで一度見たことがあるが、田舎娘が、都会に出てストリッパーとなって田舎に帰ってくるという役で、映画の中でもセン 「カルメン故郷へ帰る」
セーショナルという内容だった。
 
二十四の瞳」「喜びも悲しみも幾歳月」は代表作。
 
「喜びも~」では、灯台守の夫(佐田啓二)とともに、
灯台を守る女性を演じた感動的な夫婦の物語だった。
 「衝動殺人・息子よ」(1979)が、映画出演の最後だったようだ。
 
ご冥福を祈ります。