「ゴールデンスランバー」(2010)は、ヒッチコック映画のような、なにも知らない主人公が事件に巻き込まれてしまう“巻き込まれ型”のサスペンス映画。劇場公開がはじまってしばらくたつが、やっと有楽町のTOHOシネマズでみた。
タイトルの「ゴールデンスランバー」とは、ビートルズの「アビーロード」の中の一曲。
当時バラバラだったビートルズのメンバーをつなぎとめようというポール・マッカートニーの思いが、
本作では、かつての友人達との絆を象徴する存在として使われている。
当時バラバラだったビートルズのメンバーをつなぎとめようというポール・マッカートニーの思いが、
本作では、かつての友人達との絆を象徴する存在として使われている。
やはり、贔屓目に見てしまう竹内結子は、いうことなし(笑)。
犯人扱いされてしまう青柳雅春(堺雅人)は、なにがなんだかわからないまま、殺人犯に仕立て上げられてしまう不運な男。人間が動物と違うのは「習慣」と「信頼」というのが持論。
首相の凱旋パレードが行われているそのすぐ近くで青柳は、大学時代の友人・森田(吉岡秀隆)と久しぶりに再会していた。様子がおかしい森田。車の中にいた二人の後ろで、突如、大爆発。首相を狙った爆弾テロが行われたのだ。
森田は「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と青柳にいう。
銃を構えた警官たちから、反射的に逃げ出す青柳。本人の知らない“証拠映像”が次々に現れ、青柳は自分を犯人に仕立てる巧妙な計画が立てられていた事を知る。青柳は大学時代の友人たちに助けを求めるが・・・。
仕組まれた巨大犯罪から、無力な人間がいかに逃亡するかというサスペンスを軸に、かつての友情物語がせつなく語られる。
ラストシーンが、ニヤッとさせられる。
映画の中で語られるセリフなどは、どこかで後で結びついていく。
映画の中で語られるセリフなどは、どこかで後で結びついていく。
犯人にされてしまう青柳の父親役の伊東四朗や、病院で車いす生活をしている柄本明などがわきを固めている。太って、がっちり体格の永島敏行は、凄味があったし、警察の担当責任者の香川照之などが目立つ。映画としては、黒幕は想像がつくが、断定はしていない。やや背景がわかりにくい。
メモの走り書き、段ボール、ラジコン飛行機、マンホール、花火など小道具がふんだんに使われ、それぞれ意味をもったのがよかった。
「くせ」(映画では習慣)や「信頼」というのがキーワードになっていた。
一見の価値ある映画ではあった。
一見の価値ある映画ではあった。
出演:
青柳雅春 - 堺雅人
樋口晴子 - 竹内結子
森田森吾 - 吉岡秀隆
小野一夫 - 劇団ひとり
凛香 - 貫地谷しほり
井ノ原小梅 - 相武紗季
鶴田亜美 - ソニン
樋口伸辛 - 大森南朋
保土ヶ谷康志 - 柄本明
佐々木一太郎 - 香川照之
小鳩沢 - 永島敏行
キルオ - 濱田岳
青柳平一 - 伊東四朗
青柳照代 - 木内みどり
金田貞義 - 伊藤ふみお
岩崎英二郎 - 渋川清彦
岩崎美千代 - 安藤玉恵
轟静夫 - ベンガル
轟一郎 - 少路勇介
田中徹 - 波岡一喜
樋口七美 - 北村燦來
鶴田辰巳 - 鈴木福
鷲津刑事 - テイ龍進
矢島プロデューサー - 木下隆行
大串マネージャー - 芦川誠
加藤 - 上田耕一
鎌田昌太 - 山口良一
鎌田昌夫 - 吉澤天純
カナエ - 松山愛里
ケンジ - 中林大樹
箕輪キャスター - 廣川三憲
コメンテーター - 坂田聡
ニュース番組ナレーション - 中村義洋
オートバックス店員 - 笠木泉
謎の整形外科医 - 岩松了(※声のみの出演)
青柳雅春 - 堺雅人
樋口晴子 - 竹内結子
森田森吾 - 吉岡秀隆
小野一夫 - 劇団ひとり
凛香 - 貫地谷しほり
井ノ原小梅 - 相武紗季
鶴田亜美 - ソニン
樋口伸辛 - 大森南朋
保土ヶ谷康志 - 柄本明
佐々木一太郎 - 香川照之
小鳩沢 - 永島敏行
キルオ - 濱田岳
青柳平一 - 伊東四朗
青柳照代 - 木内みどり
金田貞義 - 伊藤ふみお
岩崎英二郎 - 渋川清彦
岩崎美千代 - 安藤玉恵
轟静夫 - ベンガル
轟一郎 - 少路勇介
田中徹 - 波岡一喜
樋口七美 - 北村燦來
鶴田辰巳 - 鈴木福
鷲津刑事 - テイ龍進
矢島プロデューサー - 木下隆行
大串マネージャー - 芦川誠
加藤 - 上田耕一
鎌田昌太 - 山口良一
鎌田昌夫 - 吉澤天純
カナエ - 松山愛里
ケンジ - 中林大樹
箕輪キャスター - 廣川三憲
コメンテーター - 坂田聡
ニュース番組ナレーション - 中村義洋
オートバックス店員 - 笠木泉
謎の整形外科医 - 岩松了(※声のみの出演)
☆☆☆