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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「レイジング・ブル」(1980)</span>


レイジング・ブル」(1980)は1981年2月に公開されて見ました。

実在したミドル級のボクサーの栄光と挫折の半生を描いていましたが、人間ドラマという印象で、
かなり内面に迫ったロバート・デ・ニーロの演技が圧巻でした!(アカデミー賞主演男優賞を受賞!)。


レイジング・ブル“とは猛牛のことで、その強さから “ブロンクスの猛牛"と呼ばれた男、ジェイク・ラモッタの数奇な人生の浮き沈みを、本人の自伝を基に描いたものでした。

監督は、デ・ニーロとのコンビが多い「ミーン・ストリート」「タクシー・ドライバー」などのマーティン・スコセッシ


出演は、ロバート・デ・ニーロのほかに、キャシー・モリアーティ、ジョー・ペシ(この人も常連ですね)、フランク・ビンセント、ニコラス・コラサンド、テレオ・サルダナ、フランク・アドニス、マリオ・ギャロなど。


ボクシングを通して、奥底にある人間の猜疑心で、妻や弟を失うというドラマで、こうした破滅型の役を演じると見事なデ・ニーロの映画でした。ボクシングを引退したあとの主人公になりきるために体重を25キロも増やしたというところなど役者根性がすごいです。

全体がモノクロ画面を基調としていたのが逆に印象的でした。
デ・ニーロが、若いのは当然ですが、ボクシングのときには、やせ細っていたが、引退後は貫禄が出て、その落差も驚きでした。役者ですね。





弟役を演じたジョー・ぺシとの会話のシーンなども印象的です。



この授賞式には、モデルとなったジェイク・ラモッタも出席していました。
アカデミー賞のスピーチは、いつもながら、ユーモアのセンスにあふれ、どこかの国とは大違い(笑)。

デ・ニーロ:「私を生んでくれた両親に感謝。両親を生んでくれたおじいさん、おばあさんにも感謝します」(笑)。

デ・ニーロの主な出演作品:

「マンハッタンの哀愁」 - Trois chambres à Manhattan(1965年)
ロバート・デ・ニーロのブルーマンハッタン」BLUE MANHATAN2・黄昏のニューヨーク - Greetings(1968年)
ロバート・デ・ニーロのブルーマンハッタン」BLUE MANHATAN1・哀愁の摩天楼 - Hi, 「Mom!」(1970年)
「血まみれギャングママ」 - Bloody Mama(1970年)
ミーン・ストリート」 - Mean Streets(1973年)
ゴッドファーザーPART II」 - The Godfather: Part II(1974年) ☆☆☆☆
ラスト・タイクーン」 - The Last Tycoon(1976年)
タクシードライバー」 - Taxi Driver(1976年) ☆☆☆☆
「1900年」 - 1900(1976年) ★★
ニューヨーク・ニューヨーク」 - New York, New York(1977年) ★★
ディア・ハンター」 - The Deer Hunter(1978年) ☆☆☆☆
レイジング・ブル」 - Rasing Bull(1980年) ☆☆☆☆
「キング・オブ・コメディ」 - The King of Comedy, with Jerry Lewis(1983年)
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」 -
Once Upon a Time in America(1984年)☆☆☆
「恋におちて」 - Falling in Love(1984年)☆☆☆
未来世紀ブラジル」 - Brazil(1985年)
「ミッション」 - The Mission(1986年)
エンゼル・ハート」 - Angel Heart(1987年)
アンタッチャブル」 - The Untouchable(1987年) ☆☆☆☆
「ミッドナイト・ラン」 - Midnight Run(1988年)
俺たちは天使じゃない」 - We're No Angels(1989年)
グッドフェローズ」 - Goodfellas(1990年)☆☆☆
レナードの朝」 - Awakenings(1990年)
「真実の瞬間」 - Guilty by Suspicion(1991年)
バックドラフト」 - Backdraft(1991年) ★★
ケープ・フィアー」 - Cape Fear(1991年)★
「恋に落ちたら… 」- Mad Dog and Glory(1993年)
「ボーイズ・ライフ」 - This Boy's Life(1993年)
ブロンクス物語/愛につつまれた街」 - A Bronx Tale(1993年) - 監督・製作も務める
フランケンシュタイン」 - Frankenstein(1994年)
「百一夜」 - Les Cent et une nuits de Simon Cinéma(1994年)
「カジノ」 - Casino(1995年)★★
「ヒート」 - Heat(1995年)
「ザ・ファン」 - The Fan(1996年) ★
スリーパーズ」 - Sleepers(1996年)
「マイ・ルーム」 - Marvin's Room(1996年)
「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」 - Wag the Dog(1997年)★
ジャッキー・ブラウン - Jackie Brown(1997年) ★
「大いなる遺産」 - Great Expectations(1998年)
「RONIN」 - Ronin(1998年)
アナライズ・ミー」 - Analyze This(1999年)
フローレス」 - Flawless(1999年)
「ザ・ダイバー」 - Men of Honor(2000年)
「ミート・ザ・ペアレンツ」 - Meet the Parents(2000年)
「15ミニッツ」 - 15 Minutes(2001年)
「スコア 」- The Score(2001年)
「アナライズ・ユー」 - Analyze That(2002年)
「容疑者」 - City By The Sea(2002年)
「ショウタイム (映画) 」- Showtime(2002年)
「ミート・ザ・ペアレンツ2」 - Meet the Fockers(2004年)
ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ」 - Hide and Seek(2005年)
グッド・シェパード」 - The Good Shepherd(2006年) 監督も務める ★★
「スターダスト」 - Stardust(2007年)
「ボーダー」 - (2008)
「トラブル・イン・ハリウッド」 -(2008)
「ストーン」 - (2010)
「マチューテ」 -(2010)
リミットレス」 -(2011)
「ニューイヤーズ・イヴ」-(2011) ☆☆☆
「昼下がり、ローマの恋」 -(2011)
コーマン帝国」 -(2011)
キラー・エリート」 -(2011)
フリーランサー NY捜査線」 -(2012)
レッド・ライト」 -(2012)
世界にひとつのプレイブック」-(2012)☆☆☆☆
「マラヴィータ」-(2013)
「グリフィン家のウエディングノート」-(2013)
「キリングゲーム」 -(2013)
アメリカン・ハッスル」 -(2013) ☆☆☆
「リベンジマッチ」 -(2013)
「ラストヴェガス」 -(2013) ☆☆☆
「ザ・パッグマン 闇を運ぶ男」 -(2013)
マイ・インターン」 -(2015) ☆☆☆☆
「タイム・トゥ・ラン」-(2015)






ここ10年くらいの映画は未見が多いですね(苦笑)。


☆☆☆☆