「アイリッシュマン」にも出演しているロバート・デ・ニーロは全米俳優組合(SAG)から「生涯功労賞」（Life Achievement Award)を授与されることが決まり、授賞式が1月19日に行われる。生涯功労賞は「俳優業における最高の理想を促進した役者」に授与される。
過去には、オードリー・ヘップバーン(1992)、ロバート・レッドフォード（1995）、エリザベス・テイラー（1997）、クリント・イーストウッド(2002)、ジュリー・アンドリュース(2006)、モーガン・フリーマン（2017）らが受賞していて、デ・ニーロは５８人目の受賞となる。
デ・ニーロは、「ゴッドファーザーPARTII」でアカデミー賞助演男優賞。「レイジング・ブル」でアカデミー賞主演男優賞を受賞したほか「タクシードライバー」「ディア・ハンター」「レナードの朝」「ケープ・フィアー」「世界にひとつのプレイブック」でオスカーノミネートを果たしている名優。ことし76歳になった現在でも精力的に活動。世界的な大ヒット映画「ジョーカー」でホアキン・フェニックスと共演。最新作では、盟友マーティン・スコセッシ監督の「アイリッシュマン」で主演を務めている。
同賞を主催するSAG-AFTRAのガブリエル・カーテリス会長は「ロバート・デ・ニーロは、とてつもない深みと能力をもった役者」と選考理由を説明。「若き日のヴィトー・コルレオーネの静かな炎から、「レイジング・ブル」のジェイク・ラモッタ、みんなのお気に入りのおじいちゃん、ベン・ウィテカー（「マイ・インターン」）まで、わたしたちの心に触れ、他人の理解と感情という新しくエキサイティングな世界へ誘ってくれます」と述べている。
第26回米俳優組合賞授賞式は、20年1月19日（現地時間）に行われる。
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生涯功労賞を受賞した俳優は以下のとおり。
デ・ニーロ作品の個人的なお気に入り作品ベスト１０：（順不同）
１．「タクシー・ドライバー」（1976）
２．「アンタッチャブル」（1987）
３．「カジノ」（1995）
４．「グッドフェローズ」（1990）
５．「レイジング・ブル」（1980）
６．「ゴッドファーザーPARTII」（1974）
７．「恋におちて」（1984）
８．「マイ・インターン」（2015）
９．「アイリッシュマン」（2019）
10. 「ディア・ハンター」（1978）
次点「ラスト・ヴェガス」（2013）
