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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ホリディ」 ”ホームエクスチェンジ”のロマコメ。

実は、昨日、帰国の機内便で「ロッキー・ザ・ファイナル」「ホリディ」などを上映していて、迷った末、「ホリディ」を見ることにした。ただし、時間帯の関係で、飛行機が予定より30分以上早く到着してしまい、最後の10数分間は、見逃している(残念)。

(あれ、、さる映画のguchさんのようだ。笑)

女性層から、共感を呼んでいるようだ。現実にはありえないが、こういう経験をしたいという願望をかなえているということなのか。

ジュード・ロウ(34)は、初期のころのアラン・ドロンを彷彿とさせるコミカルな2枚目役があっており、ドロンの代表作「太陽がいっぱい」のリメイク「リプリー」にも出演、ドロン並みの大スターになっていくか注目される。

「ホリディ」は、見所はたくさんあった。
 ”ホーム・エクスチェンジ”という言葉をはじめて、パンフレットなどで知ったとき、
 パートナーを代えるということ?(スワッピング?)などと変なことを一瞬考えたが
 (ウソです)、家を交換して、自由に使うということ。まず、現実には、ありえない(笑)。

 アイディアは、面白い。インターネットで、チャットするというのは、男が女になりすましてチャット会話する「クローサー」でもあった。そちらは、ジュード・ロウクライヴ・オーウェンのやり取りが笑わせる。さて「ホリディ」では、思い立ったが吉日!家を交換する当人同士が、意気投合、翌日に決行。こんな、決断力の日本人いる?(笑)。LAから、ロンドンの僻地の雪の中に、偶然2枚目が現れる?といった、野暮な突っ込みは、映画の場合省きます。

 会って、軽くキスして、「もう一度」といって、もう会わないだろうから「思い出に」セックスしない?って女から誘う(笑)。セックスという言葉が、普通の言葉のように使われているご時勢。
 
脱線しますが、高校のとき、受験生で、何気なく(”何気に”ではない=この言葉抵抗あり)テレビで映画の予告編を見ていたfpdは、字幕を見て、びっくり、ひっくり返りました!「ローズマリーの赤ちゃん」だったと思った(あとで、DVDで確認したが、その言葉がなかった。「ジョンとメリー」だったのか)が・・・。その言葉は、「ねえ、二階に行って、セックスしない?」というものだった。15,16歳には刺激が強かったなぁ。

脱線から、軌道修正。
キャメロン・ディアスは、役柄とはいえ、あの大げさな身振り、手振り。アメリカ人ですねぇ。「メリーに首ったけ」の延長か(笑)。美人で、魅力があるのでしょうが、好みの問題でいうとあまりタイプではないので。役柄では、ケイト・ウインスレットのほうに感情移入ができるような気がします。一途さが、よいのかも。「タイタニック」のときよりも、ますます魅力が増した印象です。

ジャック・ブラックは、小太りでどう見ても二枚目とは対極の人間だが、顔ではないということ、心だといえば、まあ納得。最後の結末を見ていないので、なんともいえないが・・・。

 「荒野の七人」の悪役が印象深いイーライ・ウオーラックが、役得。
 頑固な中にも、人間味をにじませる。人生経験から、人を見る眼も味わいがある。
 
 ○あなたのような、美人の若い女性が、どうして私のような老いぼれといるのか?
 ○(忙しくなければ今晩、食事に付き合って、といわれて)忙しい? 1978年から
  忙しいなんていうことは、一度もないよ(泣かせる!=爆)
 ○(自身の功績をたたえてのイベントの開催案内の手紙を、見もせずゴミ箱に入れて)どうせ、出てもろくなことはない(というニュアンスで名誉などは歯牙にもかけない)

言葉のやり取り、脚本が重要ということか。
ダスティン・ホフマンが、チラッと出ていた。映画の遊び心。

映画ファンには、ジャック・ブラックのDVDの解説は、わかる、わかる、と共感。
ジャック・ブラックは、「キング・コング」ではじめて見て、なんでこんな
ごっついおっさんが主役級を演じて、誰だろうと思ってていたら、あとでジャック
ブラックと知りました=笑)

ロマンチック映画。人が殺しあったり、争いあったり、悲痛な映画が多い中で、ホッとする映画。男と女。何十年一緒にいても、理解するのは難しい(実体験?爆)。
本当にむずかしい!(爆・爆)(逆DVだってある!DVDならいいが・・・)

 ゴールデン・ウイーク中に "外国でホーム・エクスチェンジしたい!"
 (日本の、この家ではなぁ。とほほ)

 
  ☆☆☆