↑上から:「望郷」「天井桟敷の人々」「アラビアのロレンス」
訪問者数が、「12345」と並んだようです。
トランプでいうストレートです(笑)。
「映画スクラップ帖」と映画の感想(批評とは程遠い、落書きのようなものです)を
中心にはじめました。ということで、聞かれもしないのに、「映画と私」ということで
少し。
大昔の4年間の学生時代は、「映画」は劇場だけで、年間100本以上(最高で120本)が2年くらい
あり、4年間で計300本くらい見たでしょう。社会人になってからは、がた減りですが、
最初の数年間は、本数ではまだ年間50本は見ていたでしょう。洋画80%、邦画20%くらいでした。
「映画」の講義は、有名な評論家が担当。当時はイタリア映画、フランス映画、イギリス映画など
ヨーロッパの監督が中心だったように記憶しています。よくでてきた監督の名前としては・・・
①ジュリアン・デヴィヴィエ (仏)
②マルセル・カルネ (仏)
③ルネ・クレマン (仏)
④ビットリオ・デ・シーカ (イタリア)
⑤フェデリコ・フェリーニ (イタリア)
⑥デビッド・リーン (英国)
⑦キャロル・リード (英国)
⑧ジョン・フォード (米)
⑨エリア・カザン (米)
⑩黒澤明 (日)
などでした。
錚々たる世界の大監督ばかりです。
それぞれの監督の、私が見た「これ1本」を簡単に紹介します。
ジュリアン・デヴィヴィエといえば、「望郷」(原題:ペペル・モコ)でしょう。
主演のジャン・ギャバンの若き日の名作です。TVで見ました。
マルセル・カルネは、「天井桟敷の人々」の1作だけでも、世界の5大監督に入るといわれました。
この映画は、すばらしいです。3時間の大作ですが、主演のジャン・ルイ・バローのパントマイム
演技のすばらしさと人間の哀しさがにじみ出ていました。
ルネ・クレマンとくれば・・・「太陽がいっぱい」。地中海のあまりにも眩しい明るさの
中で、殺人が行われるという構図。アラン・ドロン人気を決定した普及の名作でしょう。
ビットリオ・デ・シーカは、もっとも好きな監督の一人です。ソフィア・ローレンとマルチェロ・
マストロヤンニのコンビの名作の数々。1本挙げれば「ひまわり」でしょうか。
フェデリコ・フェリーニでは、「サテリコン」でしょうか。ローマの退廃した貴族の生活ぶり。
「道」「甘い生活」「81/2」も捨てがたいですが。
あとは、タイトルだけ。「アラビアのロレンス」(デビッド・リーン)、「第三の男」(キャロル・
リード)、「荒野の決闘」((ジョン・フォード)、「エデンの東」(エリア・カザン)、
「七人の侍」(黒澤明)といったところです。
このほか、個人的には、チャールズ・チャップリン(「モダン・タイムス」「街の灯」、
ビリー・ワイルダー(「お熱いのがお好き」「アパートの鍵貸します」)、アルフレッド・
ヒッチコック(「サイコ」「北北西に進路を取れ」)、ジョセフ・L・マンキーウイッツ
(「イブの総て」)などが古い監督では、お気に入りです。
かつては、すごい監督がいたものです。