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<span itemprop="headline">映画音楽作曲家⑨「ニーノ・ロータ」</span>

これまで、何人かの映画音楽作曲家を取り上げてきましたが、”前座“とまではいいませんが、やはり、本来真っ先に紹介すべきはこの人でしょう。67歳で亡くなり、今年没後30年となる「ニーノ・ロータ」です。

ニーノ・ロータ」といえば、イタリアの大監督、フェデリコ・フェリーニ作品のほぼ全作品の音楽を担当しています。「甘い生活」「8 1/2」「道」「サテリコン」・・・。

しかし、なんといっても、ニーノ・ロータを世界的に有名にしたのは「太陽がいっぱい」と「ゴッドファーザー」でしょう。この2本の名作は、映画史に残り、個人的な生涯映画ベスト10にもピックアップしています。

まずは「ゴッドファーザー」。

映画の醍醐味、俳優、音楽、ストーリー、すべてにおいて1970年代最大の映画と思っています。
1972年のアカデミー賞作品賞ほか受賞。「Part II」も1974 年度、作品賞ほか多数を獲得しています。(20世紀後半の最大の作品といっていいかも。笑)


この「ゴッドファーザー」のスケールには及ばないまでも、映画ファンを熱くして、アラン・ドロンの人気を不動にした名作「太陽がいっぱい」も、大・代表作でしょう。

ドロンの最高作品は「A」だ、いや「B」だと云々する人は多いですが、やはり「太陽がいっぱい」でしょう。好みでは「さらば友よ」「シシリアン」「サムライ」「仁義」・・・も捨てがたいですよ(念のため。笑)。


フェリーニ作品も敬意を評して「8 1/2」


フェリーニ映画の集大成「サテリコン」は、映像があまりも強烈で、差し控えます(笑)。
この映画は、1970年度キネマ旬報で2位(1位は「イージーライダー」)。
そして3位がわが「Z」で、くやしい思いをしたものです。
物凄い映像美で圧倒する「サテリコン」や「イージーライダー」では仕方がないか!(笑)



さらに一曲(笑)。
「道」も忘れがたいです。


ニーノ・ロータの主な映画音楽:
フェリーニ監督作品
白い酋長(1951年)
青春群像(1953年)
道(1954年)
崖(1955年)
カビリアの夜(1957年)
甘い生活(1959年)
ボッカチオ'70(1962年)
8 1/2(1963年)
魂のジュリエッタ(1965年)
世にも怪奇な物語(1968年)
サテリコン(1969年)
フェリーニの道化師(1971年)
フェリーニのローマ(1972年)
アマルコルド(1974年)
カサノバ(1976年)
オーケストラ・リハーサル(1979年)

その他の映画音楽
太陽がいっぱい(1960年)
山猫(1963年)
ロミオとジュリエット(1968年)
ゴッドファーザー(1972年)
ナイル殺人事件(1978年)