↑上:「ジャパン・アズ・ナンバーワン」も、今は昔
下:発展を続ける上海
この間夜、数人で会食していたら、中国に良く出張している人の話で・・・。
「アジアの中心は東京ではない」
でした。一瞬、耳を疑いました。「じゃ、じゃ、いったいどこが、中心だというのか?」
その答え。「上海」だというのです。
ウーン、そうか、中国へは行っていないので、どれほど発展しているか、実際に
見てないので、なんとも言えないですが、そうなのかと納得。
アメリカのビジネスマンは、日本に寄らないで、どんどん中国、上海に行くというのです。
日本は、もはや眼中にないのかもしれませんね。ビジネス・チャンスも中国なのかも。
日本は、ちょっと、浮かれすぎていたかもしれません。
中国では、地図が作れないようです。3か月で、大きく変ってしまうので。次々に、新宿の
高層ビル並み、あるいはそれ以上のビルがどんどん建てられているようです。
1980年代後半、日本は、経済成長もピークを迎え、アメリカのランドマーク、シンボルの
ビルなどを買い占めた時期がありました。建物だけでなく、映画産業の、映画ソフトを
を持つコロムビアなど映画会社も買収していきました。
エズラ・ヴォーゲルの書いた「ジャパン・アズ・ナンバーワン」がベストセラーになった時期も
1980年ごろありました。
ところが今は、どうでしょう。
この15年間は、「失われた15年」と言われています。
全盛を誇った日本の家電製品も、中国が生産面でも市場を支配しています。
パソコンも、現実にはほとんどが台湾・中国製となっています。
携帯電話がいい例です。
世界の携帯電話のトップ3は、すべて外国企業(ノキア、モロトーラ、サムスン)。
世界から見たら日本のシェアは10%。その中で、10社もの会社が分けあって
いるのですから、もっと、国際的な視野に立たないと、ますます世界から
取り残されそう。
映画でないですが、このまま経済的に「日本沈没」というのも、あるかも(爆)。
映画より、怖い現実だ。