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映画「ジョン・ウィック:コンセクエンス」(原題:John Wick: Chapter 4、2023)を見る。シリーズ第4弾。

   

ジョン・ウィック:コンセクエンス」(原題:John Wick: Chapter 4、2023)は、キアヌ・リーブスが伝説の殺し屋に扮した大ヒットアクション「ジョン・ウィック」シリーズの第4弾。2023年9月に劇場公開されたが、早くもNetflixに登場(1月22日~)。

銃による殺戮のすさまじさ、壮絶なアクション(凱旋門近くのカーアクション、銃撃戦、素手のアクション、盲目の暗殺者ケインの動きなど)は見どころだった。キャストの11番目にクレジットされている真田広之は、存在感があるもののもったいない使い方。169分は長すぎる。

共演はイアン・マクシェーンローレンス・フィッシュバーンらおなじみのキャストに加えて、グラモン侯爵役でビル・スカルスガルド、ケイン役でドニー・イェン、シマヅ役で真田広之が出演。前3作に続きチャド・スタエルスキ監督がメガホンをとった。

パリ、ヨルダン、ニューヨーク、日本(大阪)、ロサンゼルス、ベルリンなどで大掛かりなロケを行っている。特にパリの凱旋門の車と銃による攻防は大迫力。ルーブル美術館の中でも有名絵画の前で撮影が行われている。

莫大な製作費がかかっているだろうと調べたら1億ドル(約130.7億円)ということで、興収は全世界で1億3750万ドル(約180億円)を超えているので問題ないようだ。

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殺し屋のジョン・ウィックキアヌ・リーブス)はニューヨークの地下犯罪組織のトップ、バワリー・キング(ローレンス・フィッシュバーン)と共にニューヨークの地下に隠れて傷を癒やし「主席連合」への復讐を準備していた。

ジョンは前作で自分の結婚指輪を差し出した主席連合の首領であるアラブの首長(ジョージ・ゲオルギウ)を見つけ出し射殺する。

その後、フランスのヴィンセント・ビセ・ド・グラモン侯爵(ビル・スカルスガルド)が主席連合の新たな首領となった。

グラモンは先代首領を殺害したジョンへの報復として、ジョンの盟友であるウィンストン(イアン・マクシェーン)が支配人を務める「ニューヨーク・コンチネンタル・ホテル」の破棄を決断し、告知人(クランシー・ブラウン)を派遣。

グラモンはウィンストンを支配人から退任させ、ニューヨーク・コンチネンタル・ホテルを爆破。さらにコンシェルジュシャロンランス・レディック)をウィンストンの目の前で射殺する。

グラモンはジョンを確実に抹殺するため、既に殺し屋稼業を引退していたジョンの旧友で盲目の暗殺者・ケイン(ドニー・イェン)を呼び出し、彼の娘の命と引き換えに協力を強要させる。

               盲目の暗殺者・ケイン(ドニー・イェン)の殺陣も圧巻

一方、ジョンは旧友で「大阪・コンチネンタルホテル」の支配人であるシマヅ・コウジ(真田広之)を頼り、日本へ逃亡する。

グラモンはそれを察知し、大阪・コンチネンタルホテルの聖域指定を解除するとともに、ケインと腹心の部下であるチディ(マルコ・サロール)を含んだ部隊を派遣。

ジョンの高額の賞金を狙った殺し屋・Mr.ノーバディことトラッカー(追跡者、シャミア・アンダーソン)も参戦する。そして、シマヅはケインにより、娘・アキラ(リナ・サワヤマ)の目の前で殺害される。

日本を脱出したジョンはNYに戻り、ウィンストンと対面し主席連合の掟である「1対1の決闘」をグラモンに申し込む。しかし決闘に至るまでジョンは様々な困難に直面する。

決闘にあたり、ジョンは主席連合のメンバーに戻る必要があった。そして、過去に絶縁された組織「ルスカ・ロマ」に復帰する必要があったが、そこのトップは代替わりしてピョートルの娘のカティア(ナタリア・テナ)になっていた。

ジョンは「ルスカ・ロマ」への反逆の罪を問われ絞首刑寸前になるが、カティアはジョンに父・ピョートルの仇であり、ベルリンのナイトクラブ「天国と地獄」を経営するキーラ(スコット・アドキンス)を殺害すれば「ルスカ・ロマ」に復帰させるという条件を出す。

ジョンは「天国と地獄」に潜入し、多くの敵と戦いながら最終的にキーラを殺害。キーラの遺品(金歯)を確認したカティアはジョンを「ルスカ・ロマ」のメンバーに復帰させ、ジョンはグラモンと決闘する資格を得たのだった。

  条件を満たし腕に焼きを入れることで主席連合の仲間への復帰が認められた。

フランス・パリで結構についての会議がエッフェル塔前の広場で行われた。

 ジョンの墓前に立つ地下犯罪情報組織王バワリー・キング(左)とウィンストン

ジョンは、友人に「自分が死んだら石碑には”妻を愛した男 ジョン”と刻んでくれ」と言い残していた。ラストシーンで、妻・ヘレンの墓石の隣に建てられた「John Wick」という墓石の前で深い祈りを捧げるウィンストンとキングが映される。

エンドロールの後、ワンカットがある。娘と再会しようとするケインの目の前に、自らの父親・コウジを殺害されたアキラがナイフをもって復讐に現れるシーンで幕を閉じている。(一応、ジョンは死んだことになっているが)続編がまだあるのか…。

<登場人物・キャスト>
ジョン・ウィックキアヌ・リーブス…プロの殺し屋。一連の技術で伝説的な評判を得ているが現在は主席連合に追われている。ベラルーシ系の孤児という設定。別名「ババヤガ」「ブギーマン」。
<主席連合>
■ヴィンセント・ビセ・ド・グラモン侯爵:ビル・スカルスガルド…フランス、パリに拠点を置く主席連合のメンバー。ジョンが首長を殺害したことで主席連合トップの座を得る。ジョンの抹殺のためにNYコンチネンタルを爆破。ジョンをかくまった大阪コンチネンタルに問答無用の攻撃するなど強硬な手段を取る。凶悪で横暴、狡猾だが、自らは常に隠れ続けている卑怯な小心者。ジョンとの決闘の際も代理人のケインを闘わせて、自らは決して前に出ようとしなかったが、最後にジョンにとどめを刺そうとした際にジョンに反撃され射殺される。
■ケイン:ドニー・イェン…盲目の暗殺者。ジョンやシマヅとは旧友。殺し屋稼業を引退していたが、グラモンからジョン抹殺のために呼集を受け、娘を半ば人質にされてやむなく暗殺者として復帰。戦闘では、杖に仕込まれた刀や拳銃等を使用。
■チディ:マルコ・サロール…グラモン侯爵の腹心。高い戦闘能力を持つ。
■告知人:クランシー・ブラウン…主席連合の調停人。コンチネンタルホテルニューヨークの破棄通知をウィンストンに行う他、ジョンとグラモンの決闘が決まるとその段取りを行う。
■キーラ・ハルカン:スコット・アドキンス…ドイツ、ベルリンに拠点を設ける主席連合のメンバー。「天国と地獄」というナイトクラブのオーナー。大柄な肥満体だが格闘術に長けている。ジョンにより殺害され証拠として前歯の金歯を外される。
■カティア:ナタリア・テナ…主席連合のメンバー。ジョンの古巣である「ルスカ・ロマ」の現首領。今はドイツ、ベルリンに拠点を設けている。
■首長:ジョージ・ゲオルギウ…主席連合の首長。作中冒頭、ジョンによって抹殺される。
<ニューヨーク・コンチネンタル・ホテル>
■ウィンストン:イアン・マクシェーン…「ニューヨーク・コンチネンタル・ホテル」の支配人。
シャロンランス・レディック…ホテルのコンシェルジュ。ジョンに強い敬意を払っている。冒頭でグラモンに射殺される。
<大阪コンチネンタル・ホテル>
■シマヅ・コウジ:真田広之…「大阪コンチネンタル・ホテル」の支配人。ジョンの旧友。日本刀や拳銃等を使って自らも戦うがケインとの闘いにより絶命する。
■シマヅ・アキラ:リナ・サワヤマ…シマヅの娘で「大阪コンチネンタル・ホテル」のコンシェルジュ。ナイフや弓などを利用した近接戦闘術を使う。
■用心棒の力士:田代良徳…シマヅの部下で「大阪コンチネンタル・ホテル」の用心棒。
<地下犯罪情報組織>
■バワリー・キング:ローレンス・フィッシュバーン…地下犯罪情報組織の王。普段はホームレスのふりをして活動。ジョンとは面識があり下っ端時代に殺されかけるも見逃してもらった過去を持つ。主席連合の一席だったサンティーノ・ダントニオの殺害でジョンに協力したことから主席連合から厳しい制裁を受けたため、主席連合に対する報復を企み、ジョンと手を組んだ。
<その他>
■トラッカー/ミスター・ノーバディシャミア・アンダーソン…ジョンを追う賞金稼ぎ。レバーアクション式のライフル銃を主に使用。常に愛犬と共にいる。主人に忠実だが、獰猛。
■ミア:エイミー・クワン…ケインの娘。

                                    シマヅ・アキラ(リナ・サワヤマ)

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