「テイクオーバー」(原題:The Takeover, 2022)を今日みたら、1年前に見ていた映画だった。カタカナ・タイトルだけでは、未見かどうかのチェックが難しい(笑)。
二度見てしまった、失敗した…とは思わないが、どうせ見るなら、新しい作品を見たい。
詳細は、昨年の記事を↓
全力でよく走る主演女優。
今回、この映画を見ていて怖いと思ったのは、将来自動車業界にやってくると思われる「自動運転」の問題点と、「顔認証」の危険性を問いかけているということ。
映画では、実験的にバスで自動運転の試運転に得意先関係者等を呼んで試乗してもらうのだが、コンピューター制御室の仕組みなどがハッカーによって乗っ取られてしまい、バスが制御不能に陥り、止まらなくなり暴走してしまうという事件が勃発する。
バスの暴走を止めるには、コンピューター室に入り、コンピューターの乗っ取りを解除して、そのうえで移動中のバスに乗り込んで、コンピューターとつながっている端末を利用できなくしなければならない、といったアクションを見どころとしている。
「顔認証」も怖い。AI 技術によって、写真から本人の情報が3Dによりスキャンすることができ、本人と同じ造形が出来上がり、他人が身代わりになる(これも乗っ取り=原題)ことができるのだ。
別の人間が殺人を犯しても、監視カメラなどには、犯人の映像と本人の3D 情報を置き換えてしまうということができるのだった。
この映画では、無実の犯人にされてしまった女性が、自分の身の潔癖を訴えながら、真犯人を追うというストーリーだった。まるで「逃亡者」(テレビ版)のデヴィッド・ジャンセンの女性版だ。
こうなると、顔認証よりも、アナログ的な暗証番号のほうが安全ということになる。
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