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映画「ゼロ・ダーク・サーティ」(原題: Zero Dark Thirty、2012)を見る。

ゼロ・ダーク・サーティ」(原題: Zero Dark Thirty、2012)は、オサマ・ビンラディン殺害に至るCIAによる10年間の捜索と、特殊部隊によるその作戦の実行を描いている。実話を元にしたマーク・ボール脚本によるフィクション。

タイトルとなった軍事用語「ゼロ・ダーク・サーティ」とは、時刻で未明の深夜0時30分を指す。

9.11全米同時多発テロの首謀者にしてテロ組織アルカイダの指導者、ビンラディンの殺害計画が題材のサスペンス。

CIAの女性分析官の姿を通し、全世界を驚がくさせた同作戦の全貌を描き出す。メガホンを取るのは、アカデミー賞で作品賞などを受賞した「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー

主演は「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~」などで注目のジェシカ・チャステインで、狂気にも似た執念でビンラディンを追跡する主人公を熱演。ゴールデン・グローブ賞で主演女優賞を受賞し、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。リアル志向のアクションやドキュメント風の映像が見どころ。

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CIA分析官のマヤ(ジェシカ・チャステイン)は、2003年にCIAパキスタン支局に配属された。ブラック・サイトでは同僚でCIA諜報専門家のダン(ジェイソン・クラーク)が、アメリカ同時多発テロ事件の資金調達者とされるアマール(レダ・カテブ)を尋問していた。

 

マヤはダンやCIA 分析官のジェシカ(ジェニファー・イーリー)、諜報分析官ジャック(ハロルド・ペリノー・ジュニア)、トーマス(ジェレミー・ストロング)、J.J.らとともに情報収集に取り組む。

マヤは拷問で一時的に意識朦朧(もうろう)に陥ったアマールを騙し、回復した彼から自白を引き出す事に成功する。

その情報の中には「アブ・アフメド・アルクウェイティ」というビンラディンの連絡係の名前が含まれており、新たに捕えた大物捕虜の証言もその存在を裏付けるものだった。

だが、ブラッドレイ支局長(カイル・チャンドラー)はその情報の信憑性を疑い、頻発する自爆テロの阻止を優先した。

そんな中、同僚の一人が自爆テロの犠牲となって命を落としてしまう。それを機に、マヤの中でビンラディン捕獲という職務が狂気じみた執心へと変貌。

ついに、彼が身を隠している場所を特定することに成功するが…。

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CIAがビンラディンの所在を突き止めるため、拘束した仲間を拷問するシーンがあるが、その拷問のやり方がすさまじく、一部で論争を巻き起こしたという。

ハート・ロッカー」もそうだったが、映像があまりにもリアルで、実際に進行している現場をドキュメンタリー制作しているような印象。ジェシカ・チャスティンが、この映画以降、大活躍するきっかけの1本になった作品。

音楽は「ハーフ・ア・チャンス」「英国王のスピーチ」「おとなのけんか」「アルゴ」などのフランスの映画音楽作曲アレクサンドル・デスプラで、なかなかいい。

       マヤがビンラディンを確認するシーン

 

監督: キャスリン・ビグロー
音楽: アレクサンドル・デプラ

※「U-NEXT」で鑑賞。

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