プロ野球の阪神タイガースが球団史上最速で18年ぶり6度目となるセ・リーグ優勝を決めた。2005年の前回優勝に導いた岡田彰布監督が15年ぶりに監督に復帰し、1年目で「アレ」を達成したのだ。
阪神の優勝による経済効果は969億円とのことで、WBCでの日本優勝の経済効果654億円を上回る。次の「日本一」ともなると、さらに経済効果はうなぎのぼりになるかも。
大阪では、すでに「ラーメン無料」セールを行っている店も出ている。
ところで、すっかり流行語になりつつある「アレ」。
阪神の岡田監督は、就任直後から目標を聞かれると、優勝を意識しすぎないようにと「アレ」と表現してきた。
単なる「あれ・これ」のあれではなく、球団のスローガンを「A.R.E.」（エー・アール・イ―）とした。
A…Aim（明確な目標）にむかって、
R...Respect （尊敬の気持ち）で取り組み、
E...Empower!（パワーアップ）することで
最高の結果を残すという意味が込められている。
今朝のスポーツ紙は1面の全面のほか、中面、最終面まで「阪神優勝」一色。
1面 最終面
中面
阪神の圧勝劇
危険だからトム・クルーズのまねをするなよ（笑）
優勝の瞬間は、大阪の道頓堀かいわいのファンの密集具合はすさまじかったようだ。警察官1300人が出動し、川には飛び込むなと注意を呼び掛けたが、やはりというか案の定、数人が川に飛び込んだようだ（写真）。
この道頓堀付近には今年6月に行き、食事したが、普段でも夜は混雑しているが、阪神優勝となると話は別。身動きできないほどだったようだ。梨泰院（イテウォン）のように、動けなくなって死者が出てもおかしくないくらいなので、近づかないほうがいいようだ…。
・・・
「アレ」の次は「ソレ」！？
昨季まで阪神でプレーしたオリオールズの藤浪晋太郎投手は、米国で朝から猛虎愛を爆発させている。自身のインスタグラムで岡田監督の胴上げをリアルタイム観戦したことを明かし「アレの次はソレよ。おーん」と、すっかり流行語となった、リーグ優勝の隠語「アレ」の先にある言葉として「ソレ」を提案していた。
優勝インタビューでの岡田監督の「アレを決めたんは優勝まで。日本一は（何と呼ぶか）決めてない。もしいい言葉があったら教えてほしいですね」との言葉に速攻で応えたもの。古巣への愛情が爆発していた。
