年の瀬の風物詩「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補が11月2日発表された。
2023年の傾向としては、新型コロナの5類移行を受けた「4年ぶりの声出し応援」や、優勝を果たしたWBC関連の「ペッパーミル・パフォーマンス」、「藤井八冠」など、明るい話題が2022年よりも増えたという。
個人的には「藤井八冠」「アレ(A.R.E)」「ChatGPT」などポジティブな用語が選ばれてほしい。
毎回選ばれることが多いスポーツ部門では、WBC決勝の対アメリカ戦開始直前、ロッカールームで大谷翔平選手が檄を飛ばした「憧れるのはやめましょう」がノミネート。
侍ジャパンから生まれた新たなスターは、ラーズ・ヌートバー選手が塁上で見せる「ペッパーミル・パフォーマンス」が大流行。
プロ野球では、選手が優勝を意識しないようにと、阪神タイガースの岡田監督が優勝を「アレ」と表現してきた事も話題になった。阪神がリーグ優勝を決めた際には、スポーツ紙の一面に「アレ(A.R.E)」の文字が躍った。
将棋界からは「藤井八冠」と「観る将」がノミネート。
エンタメ界からは「首振りダンス」で大ブレイク。制服姿の4人組ダンスボーカルユニット「新しい学校のリーダーズ」がノミネート。
さらにYouTubeの世界楽曲チャート1位となったYOASOBIの「アイドル」も主題歌となったアニメ「推しの子」とともにノミネートされた。
急速に進化している「生成AI」、その代表格とも言える「チャットGPT」もノミネートされた。
日本社会を揺るがしている、旧ジャニーズ事務所を舞台とした、故ジャニー喜多川氏による性加害問題からは「性加害」がノミネート。関連で、多くの批判を受けた「NGリスト」もノミネートした。
政界からは「エッフェル姉さん」がノミネート。自民党女性局がフランスで研修中に、エッフェル塔の前でポーズを取って写真を撮った事が批判を浴び、女性局局長だった松川るい議員が局長を辞職することになった。
さらに「闇バイト」や「頂き女子」という、犯罪行為を指す言葉もノミネートされた。
ノミネートされた30の言葉は以下の通り。
現代用語の基礎知識選「2023ユーキャン新語・流行語大賞」ノミネート語30(50音準)
1 I'm wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)
2 憧れるのをやめましょう
3 新しい学校のリーダーズ/首振りダンス
4 新しい戦前
5 アレ(A.R.E)
6 頂き女子
7 X(エックス)
8 エッフェル姉さん
9 NGリスト/ジャニーズ問題
10 オーバーツーリズム
11 推しの子/アイドル
12 OSO18/アーバンベア
13 蛙化現象
14 5類
15 10円パン
16 スエコザサ
17 性加害
18 生成AI
19 地球沸騰化
20 チャットGPT
21 電動キックボード
22 2024年問題/ライドシェア
23 ひき肉です/ちょんまげ小僧
24 藤井八冠
25 ペッパーミル・パフォーマンス/ラーズ・ヌートバー
26 別班/VIVANT(ヴィヴァン)
27 観る将
28 闇バイト
29 4年ぶり/声出し応援
30 Y2K
トップテンは12月1日に発表される。
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