藤井竜王が「8冠」達成!
将棋の藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)が10月11日、「王座戦五番勝負」第4局で永瀬拓矢王座(31)に勝利、シリーズ成績3勝1敗で王座獲得に成功し、全8つのタイトルを独占した。
「藤井竜王名人の八冠奪取」の号外に群がるファンたち。
藤井王将は開幕局で抜群の強さを持つ先手番で敗れたが、その後は連勝。本局は後手番。永瀬王座の2六歩で開局。藤井は8四歩で応じた。そして藤井が角換わりを志向。戦型は両者得意の「角換わり」に進んだ。
午前から長考を重ねた藤井は、30手目で1時間11分を消費。休憩前までで2時間48分を費やした。一方の永瀬は消費時間はわずか5分。先手の永瀬が有利に進める展開で昼食休憩に入った。
本格的な戦いに突入した午後の対局では、永瀬も2時間超えの長考を見せペースを渡さず。両者の迫力と緊張感が増すねじり合いの中盤となった。
しかし、劣勢が続いた終盤に形勢逆転。藤井王位は、86手目からは1分将棋となる中、100手目以降は難解な局面に突入。
再び劣勢になる場面もあったが、それでも藤井らしい終盤力と永瀬の123手目の一手で再び形勢大逆転。
12時間の激闘の末、勝利をつかんだ。
永瀬王座の悔しさも印象的だった。
終盤の攻防をずっと見続けていたが、藤井竜王の攻めはすさまじかった。
藤井竜王の5六歩で投了(投了図)
これで、升田幸三の全3冠(39歳)、大山康晴の全3冠(36歳、その後に全4、5冠も)、羽生善治の全7冠(25歳)に続く全タイトル独占。「全8冠」という新たな歴史の扉が開かれた瞬間だった。
2016年12月24日、史上最年少でプロ入りした14歳の少年が、デビュー戦で現役最年長だった加藤一二三九段に勝利してから7年。
21歳で将棋界に新たな歴史を刻みこんだ。
2017年に叡王が加わって過去最多の8タイトル戦となって、初の全冠独占。
プロデビュー以来、練習将棋で対局を重ねてきた良き先輩であり好敵手の永瀬王座を倒して前人未到の頂にたどり着いた。
「八冠達成」であいさつする藤井八冠。
――八冠制覇、現在の心境は?
「このような結果を出せるとは自分自身でも思っていなかったので、嬉しく思います。一方で、今回のシリーズは本当に苦しい将棋が多かったです。実力としてまだまだ足りないところが多いというところが変わらず感じています。その地位に見合った実力をつけられるように今後一層取り組んでいかないといけないのかなと思っています。」
100%劣勢から大逆転。「全冠制覇という点では羽生先生の記録と並ぶことはできた」
タイトル戦では、負けなしの藤井八冠。これから各タイトル防衛が待ち構えているが、連敗することがないので、前人未到の防衛の記録がしばらく続きそうだ。
おめでとうございます♪
※藤井聡汰のタイトルが8つになり、呼称は「藤井八冠」と呼ぶのがいいのか。将来一つでもタイトルを奪取されると七冠、六冠となる可能性がある。藤井七冠の時には、タイトルの中でも最も権威があるといわれる「藤井竜王」と呼ばれたり、相手棋士などは「藤井竜王名人」という人もいた。
ちなみに上の記事は、ニュースの一部のコピペが多いが、よく見ると「藤井王位」「藤井王将」「藤井竜王」(fpdが何気なく使った)とある。
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ところで、酢は体にいいということで、もともと酢だこやキュウリの酢の物、酢豚などが大好物なので「飲む酢」を毎日少しずつ飲むことにした。
「おいしいっ酢」(笑)。