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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ムッソリーニの財宝を狙え」(原題:ROBBING MUSSOLINI、2022)を見る。

      

ムッソリーニの財宝を狙え」(原題:ROBBING MUSSOLINI、2022)を見る。寄せ集めのレジスタンス・メンバーがチームを組み、ミラノにあるファシスト党の庁舎からムッソリーニの財宝を盗み出そうとするイタリアのアクション

監督は「ザ・ルースレス ~とあるマフィアの転落人生~』などのレナート・デ・マリア。出演は「ある愛へと続く旅」のピエトロ・カステリット、ドラマ「レオナルド ~知られざる天才の肖像~」のマティルダ・デ・アンジェリス、「アマルフィの日差しの下で」のイザベラ・フェラーリなど。
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1945年、第二次世界大戦末期。イタリア社会共和国(RSI)の国家総領および首相のベニート・ムッソリーニと彼が率いる政党「国家ファシスト党」は、自分たちが提唱した政治イデオロギーファシズム」に基づいて、独裁的な政治を行なっていた。

しかし、実質的に、この第2のイタリア・ファシズム政権は、ドイツの傀儡政権だった。

パルチザン」や「レジスタンス」と呼ばれる彼らの支配に抵抗する者たちは、日々命懸けでレジスタンス運動を行なっていた。

そんな中、イソラ(ピエトロ)(ピエトロ・カステリット)は恋人イボンヌ(マティルダ・デ・アンジェリス)のツテでレジスタンスに武器や弾薬を売って生計を立てている。

       イボンヌ(マティルダ・デ・アンジェリス)       

そんな生活の中、仲間の1人マルチェロがミラノにあるファシストファシズムにおける活動家や賛同者)の庁舎からの暗号文を傍受、暗号を解読。解読した文章によると、ムッソリーニとその幹部連中が、7日後にスイスに亡命しようとしていることが判明。

亡命にあたって、イタリア軍の全ての司令部があり警備が厳重な場所「ブラックゾーン」の宝物庫に保管されたイタリア国民から奪った金塊とイタリアの財宝すべてを持っていこうとしているのだった。

これを知ったイソラはこのムッソリーニのお宝を盗み出すことにした。とはいえ、保管されているのは軍施設の中。警備は厳重だ。

それを知ったイソラは、マルチェロと旧知の仲である爆弾の専門家モロトフ、腕っぷしに自信がある女泥棒ヘッサ、ドイツのニュルブルクリンク24時間耐久レースの王者ジョヴァンニ・ファブリを新たに仲間に加え、ムッソリーニの財宝を盗むという計画を企てたのだが…。


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映画の冒頭で「この物語はほぼ史実に基づく」とある。ラストで、ムッソリーニがスイスに亡命する場面があるが、現実に、スイスに向かう途中で、ムッソリーニパルチザンレジスタンスとほぼ同義語)に捕まって処刑された。

暗号を解くことができたのは、アメリカの子供向けアニメがヒントになったということで、アニメが途中で登場するが違和感もある。

ラストに登場する真っ赤な高級オープンスポーツカーもカッコいい。

ノスタルジックな音楽と、イタリアでは人気があるという女優マティルダ・デ・アンジェリスが愁いを帯びてなかなかいい。

 マティルダ・デ・アンジェリス

90分。気楽に見るにはうってつけ。

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