「ショーシャンクの空に」の独房に貼られていたポスター3枚は、それぞれの時代を反映するハリウッド・セクシー女優だった。
2日前(2月15日)に亡くなったラクエル・ウェルチも3枚(3人)のうちの1枚(1人)だった。伝説的女優のリタ・ヘイワース、マリリン・モンローと肩を並べるというところに、ラクエル・ウェルチのすごさが改めてわかる。
アンディの刑務所にいた時の長さをも表していた。
【1940年代】リタ・ヘイワ―ス
【1950年代】マリリン・モンロー
【1960年代】ラクエル・ウェルチ
そして、ポスターは、その先にある暗闇から抜け出せる、生き生きとした明るい希望の象徴でもあった。
■1940年代のリタ・ヘイワース。
「ショーシャンクの空に」の中で刑務所内で上映される映画は、リタ・ヘイワ―ス主演の「ギルダ」だった。
リタ・ヘイワ―スは、第二次世界大戦中(1939年〜1945年)にはピンナップ・ガールとして大人気だったという。明るい性格と驚くほどの美貌は、戦地に送られた多くの兵士が夢見る女性だったようだ。「市民ケーン」「第三の男」で有名なオーソン・ウェルズが2番目の夫だった。
■1950年代のマリリン・モンロー。
映画「七年目の浮気」のワンシーン(地下鉄通気口の風でスカートがめくれる有名シーン)で、ポスターはモノクロ。
■1960年代のラクエル・ウェルチ。
ポスターは1966年の映画「恐竜100万年」。ビキニ・コスチュームを纏(まと)う原始人を演じていた。「20世紀最高のグラマー」と称されている。ラクエル・ウェルチのポスターの後ろには、アンディーの十字架、小さなハンマーで掘られた希望へのトンネルが続いていた。
2018年のラクエル・ウェルチ(78歳当時。若い!)
★「ショーシャンクの空に」の原作はスティーブン・キングの原作「刑務所のリタ・ヘイワース」。
■「にほんブログ村」にポチッと!。