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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「夜の豹」(1957)・・F.シナトラ、K.ノヴァク、R.ヘイワース!</span>


 

 
映画「夜の豹」(1957)を見た。
 
映画の冒頭、けたたましいパトカーのサイレンの音。
何ごとかと思えば、一人の男が、市長の未成年の15歳の娘を誘惑しようとしたということで、警察官に取り押さえられ、男は「女は35歳に見えた」などといいわけをするが、警官から”片道切符”を持たされ、その地域を追放される。
 
ヤクザなクラブ歌手ジョーイ(フランク・シナトラ)が舞い戻ったのは、古巣のサンフランシスコの酒場。そこでは、そこの踊り子全員を口説いてしまうという色男ぶりを発揮。その手練は心得たもので、中でもお堅いリンダ(キム・ノヴァク)にはわざとつれない素振りを見せておいて隣室に入居。
 
たまたまリンダとペットショップの犬を見ながら、でたらめな昔の飼い犬の話を聞かせ同情を引いたりして、見事術中にはめていく。
 
一方、元踊り子の金持ちの未亡人・ヴァネッカ、通常はシンプソン夫人(リタ・ヘイワース)のチャリティ・オークション会場で、シンプソンが「予定金額には足りなかったが閉会する」と告げたが、シンプソン夫人の過去を知るジョーイがそのパーティのチャリティで、シンプソン夫人の“唄声”をセリにかけるのだった。ジョーイが、1,000ドルからスタートすると値段は5,000ドルまで値上がって落札。
 
そこで披露するシンプソン夫人の踊りと歌(歌は吹替え)も妖艶でドレスも魅力的だった。ヴァネッカは結局、ジョーイ出演の店ごと買い上げて、一等地に彼の名を冠したクラブを建てさせる。
 
しかしシンプソン夫人は、リンダの存在を疎ましく思い、リンダに初めはストリップを演じさせようとし、これをジョーイが止めると、今度はクビにしてしまう(Alcinemaより)。
 
 

 
シナトラの歌唱力、エンタテイナーぶりは完璧で、プレイボーイぶりも板についている。キム・ノヴァクが“マイ・ファニー・ヴァレンタイン”を歌う場面などが印象的だ。リンダとの恋のかすがいとなるテリア犬も大活躍だった。この犬、主人が帰ってくる物音がすると、さっと引き出しの開いている「居場所」に入り、忠実犬ぶりを発揮する。
 

 
ストーリーに新味がなく、やや散漫な印象だが、ノヴァクが、濡れた瞳でアップされるシーンなどは、ドキリとさせる。ノヴァクが、ややおつむが単純のようなキャラで出演しているが、新たな魅力を感じさせる。
 
ショーシャンクの空に」のポスターで登場するリタ・ヘイワースだが、「夜の豹」の時には、40歳で、やや年齢を感じさせるが、20代のころ人気女優だった片りんをのぞかせている。ヘイワースの若い頃の写真がシンプソン夫人の部屋に飾ってあった。
 
ワンコの熱演ぶりも印象的だ。
guchさんも、よく覚えていることだろう。
チャッピーがかぶさる(笑)。
 
★★
 
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