レンタル店で、まとめて3本くらい借りると、「前に借りたかな?」と迷うことがある。
案の定だった。「夜の豹」(原題:Pal Joey, 1957)というDVDを借りたら、2年前に借りて記事にしていた!自分のブログ記事で検索したら、”バッチリ”記事にしていた。
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もう一度見たくてDVDをレンタルすることはあるが、間違ったときは、くやしぃ(笑)。
もっとも見返してみて、忘れていることも多く、見直して新たに発見することもある。
2大女優が登場する。
リタ・ヘイワースは、一世を風靡した「ギルダ」(1946)の時は27歳だったが、「夜の豹」では、アラフォー(39歳)で落ち着いた未亡人・シンプソン夫人役。プレイボーイというより女たらしのフランク・シナトラ演じるナイト・クラブの芸人ジョーイ・エヴァンスをめぐる3角関係で登場する若い新人踊り子・リンダ・イングリッシュ役のキム・ノヴァク。キム・ノヴァクは当時24歳のピチピチギャル。
リンダが若いというだけでちょっかいを出すジョーイは、お金もなく、リンダと同じ安アパートに「風呂共同」で借りることに。
ジョーイは、リンダの名前を覚えようとせず、何回も「イングリッシュよ」と答えるリンダだが、何回目か聞かれた時には、覚える気がないんだろうと無視。浴室でバスタブに泡いっぱいで入っているリンダに、浴室のドアをノックするジョーイ。
「鍵穴を覗いても無駄よ。”バンドエイド”を貼ってあるから」と鍵穴から覗かれないようにしているのもおかしかった。リンダはグラマーだが、やや能天気な性格。
シンプソン夫人にも目をつけているジョーイは、セレブとなっているシンプソン夫人がかつて、”脱ぎ魔のベネッサ”と言われたストリッパーであるという過去を知っていた。ナイトクラブでは、シンプソン夫人のような上客が店に来れば、オーナーは、ジョーイをクビにしないというのだ。
シンプソン夫人もいつしかジョーイに惹かれていることに気づき、店を訪れることに。
3角関係の結末はいかに・・・。
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エンターテイナーとして定評のあるフランク・シナトラが、ナイトクラブで何曲も歌をうたう。踊り子たちも、その歌声に聞き惚れてしまうほど。
映画の中で、シナトラ演じるジョーイは、「プリンストン大学で航空学とフランス語を取得した」と自慢するが、シンプソン夫人と同席していた紳士からは、「フランス語はともかく、英語もおかしい(品があるとは言えない)」とシンプソン夫人に耳打ちするのだ。
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フランク・シナトラ(1915年12月12日~1998年5月14日)は、昨年が生誕100周年だった。映画の代表作は「踊る大紐育」「地上より永遠に」「黄金の腕」「オーシャンと十一人の仲間」「ザッツ・エンターテイメント」などがある。アメリカのジャズ・ポピュラー歌手の大御所である。イタリア・マフィアとの関係も指摘され、「ゴッドファーザー」にもモデルとして登場した。私生活では、エヴァ・ガードナー、ミア・ファローも含めて4度結婚した。
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