
「正体」(2024)は、染井為人の同名ベストセラー小説を、横浜流星の主演、「新聞記者」「余命10年」の藤井道人監督のメガホンで映画化したサスペンスドラマ。
昨年11月29日に劇場公開されたばかりだが、早くもNetflixで配信が始まったので見た。ドラマ版を見ているので、劇場版も見られるならと速攻で見た(笑)。
冤罪と誤認逮捕の怖さ。
つい最近も冤罪による無罪が確定した袴田事件のニュースもあったが、約60年も死刑囚として扱われ、高齢になってから無罪でしたと言われても、失われた人生を取り返すことはできない。そこには、警察や検察による証拠の偽造や過酷な取調べなど、国家権力による人権侵害が疑われている。
「正体」は、日本中を震撼させた凶悪な殺人事件を起こして逮捕され、死刑判決を受けた鏑木(かぶらき)慶一が脱走する。
鏑木を追う刑事の又貫征吾が逃走を続ける鏑木が潜伏先で出会った人々を取り調べる。
しかし彼らが語る鏑木は、それぞれがまったく別人のような人物像だった。

さまざまな場所で潜伏生活を送り、名前、姿や顔を変えながら、間一髪の逃走を繰り返す鏑木。やがて彼が必死に逃亡を続ける真の目的が明らかになっていく…。

「ヴィレッジ」や「パレード」で藤井道人監督とタッグを組んできた横浜流星が、姿を変えて逃亡を続ける鏑木を熱演。鏑木が日本各地の潜伏先で出会う人々を吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈が演じ、山田孝之が鏑木を追う刑事の又貫に扮している。
・・・
印象的なシーン:
刑事・又貫征吾(山田孝之)が鏑木に聞く。
又貫「なぜ逃げたんだ?」
鏑木「信じたかったんです。」「正しいことをしていれば、信じてもらえるかと」「好きな人もできました。生きていてよかったと思いました。もっと生きたいと思いました」
やり直し裁判で裁判官が判決を述べる。
裁判官:「主文…」(とだけ発言して「…」の部分は言わないが、まわりからの拍手で、”無罪”ということを表現している。
第48回 日本アカデミー賞(2025年)では、多くのカテゴリーでノミネート(優秀賞)されている。
優秀作品賞
優秀監督賞:藤井道人
優秀脚本賞:小寺和久 藤井道人
優秀主演男優賞:横浜流星
優秀助演男優賞:山田孝之
優秀助演女優賞:山田杏奈
優秀助演女優賞:吉岡里帆
優秀撮影賞:川上智之
優秀照明賞:上野甲子朗
優秀音楽賞:大間々昂
優秀美術賞:松本真太朗
優秀録音賞:米澤徹、浜田洋輔
優秀編集賞:古川達馬
新人俳優賞:山田杏奈
新人俳優賞:森本慎太郎
2024年製作/120分/PG12/日本
配給:松竹
劇場公開日:2024年11月29日
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