最近、ブログ友から教えてもらったが、「アラン・ドロンが安楽死を希望している」というのだ。ショックであり、寂しい気持ちにさせられた。
Googleで見たら、確かにニュースとしてあった。
今年3月19日、仏誌Le Pointなどによると、アラン・ドロン(86)の息子アンソニー(57)は、最近フランスのRTL放送のインタビューで、「父アランが安楽死を希望した」と語り、父親の最期を看取ることを明らかにした。
3月発売された本Entre chien et loup(Cherche midi出版)の中でも、このことについて触れている。
以前からドロンは、安楽死に賛成する考えを明らかにしており、昨年のインタビューで、「安楽死は最も論理的で自然なことと考え、一定の年齢や時期から、病院や生命維持装置を経ず、静かに死ぬ権利がある」と述べた。
別の記事では、妻だったナタリー・ドロンが、生前安楽死を希望したが、当時は法律などで叶わなかったこともあり、ドロン自身は、安楽死が認められるスイスに現在居を構えている。準備のためだったのか。
ドロンにとっては、クールで若々しいイメージで最期を迎えたいという希望があり「老い」を極度に嫌っているようだ。
ドロンの身近な人達、ミレーユ・ダルクほかの女性たちや、好敵手だったジャン・ポール・ベルモンドなどが次々にいなくなり、寂しさもあるかもしれない。
いずれにしても、映画ファンにとっては、アラン・ドロンは「太陽がいっぱい」のリプレー(リプリー)であり「サムライ」のジェフであり「冒険者たち」のマヌーであり「仁義」のコレーであり「シシリアン」のロジェ・サルテであり「地下室のメロディー」のフランシスであり「ボルサリーノ」のロッコであることには変わりはなく、永遠に記憶(心)の中に刻まれている。
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