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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ホイールマン - 逃亡者 -」(原題:Wheelman, 2017)を見る(Netflix)。

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ホイールマン-逃亡者-」(原題:Wheelman, 2017)を見る(Netflix)。ホイールマンというのは車での”逃がし屋”のことで、これまでにも強盗犯などを逃がすドライバーを扱う映画として「ドライヴ」「ベイビー・ドライバー」などがある。

主演のフランコ・グリロという俳優は初めて見たが「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2014)や「ダークハウス」(2015)「バージ:大統領令」(2016)などがあり、2019年7月、マーベル・スタジオとの契約が「アベンジャーズ/エンドゲーム」以降、さらに5本あるという。

「激突!」で正体不明のトラックで追われる怖さがあったが、この映画では、謎のバイクの男が追いかけてくる恐怖などがあり、カーアクション映画としては面白かった。

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主人公はベテランのゲッタウェイ(逃がし屋)ドライバー(フランコ・グリロ)で、ホイールマンのニックネームで知られていた。

そんなある日、引き受けた仕事の雇い主から「現場から逃げる際は金だけを積んで逃げろ。強盗の実行犯は現場に置き去りにしろ」という命令を受けた。

不審に思ったホイールマンだったが、雇い主の命令を忠実に履行した。ところが、それが原因で何者かから命を狙われる羽目になった。

ホイールマンは何度も窮地に陥りながらも、その卓越した運転技術で危機を切り抜けていった。そうこうしているうちに、ホイールマンは自分が巻き込まれた事件の真相に辿り着くが、事態は既にのっぴきならない状態にあった。

ホイールマンの愛娘、ケイティ(ケイトリーカーマイケル)の命までもが狙われていたのである。ケイティを守り抜くべく、ホイールマンは一世一代の大勝負に打って出るのだった。

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逃がし屋の男(ホイールマン)は、刑務所から出てきたばかりの男で、娘がひとりいるが、妻とは離婚。仕事は夜の仕事が多く、家を空けることも多い。娘も13歳だが、17歳のボーイフレンドがいるようで心配も多いが、収入のためと、出所に尽力した知り合いのために、仕事をしている。

主人公が犯罪歴があり、荒っぽい性格で感情移入はできないが、自分の娘に危険が及ぶことだけは絶対に避けるという強い信念があり、父親の娘を一番に考えるという点では「96時間」などにも通じる。

犯罪に加担する逃がし屋という仕事も危険と背中合わせで、命懸けというのがよく出ていた。逃走用の車の調達から始まって、モノの受け渡しなど危険に晒される。

まず車の調達屋から車を受け取るのだが「目立たない車」を指定したはずが、車体が黒でトランクが赤の「BMW E46」だったりと最初から予定外が起こる。

また、車に乗り込んでくる実行者(銀行などの強盗実行犯)の素性もわからず、不安だらけのはずだが、ドライバーは自身の名前を明かさず、身の安全は確保しなければならない。

そのため、護身用の小型銃と、猟銃まで所持している(笑)。依頼主はドライバーがお金を持ち逃げしないように家族(娘、妻など)を見張って、人質にする場合もある。ホイールマンが、依頼主の素性を警察に知らせることがないよう名前、目的などは明かさない。

新旧のギャングの争いの銃撃戦で死んだ人間も多いが、ホイールマンは生き延びて、妻と娘が無事に再会できてハッピーエンドで終わった。

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