(本文とは直接関係ありません。)
Netflixで配信中の1970年代の映画で、この5本を見ていないとは言わないでしょうね…というサムネがあった。見ていなかったら寒いね(笑)。
さまざまな大流行を巻き起こした1970年代映画。「‘70 Cinema館」のブログタイトルでスタートし、のちに「映画スクラップ帖」に変更したブログとしては、1970年代の5本ときて、見ていないのがありましたとは絶対に言えない(笑)。
■「未知との遭遇」(1977)
人類と異星人の接触を描いて、世界的に大ヒットしたSFドラマ。第2次世界大戦中に消えた戦闘機がメキシコの砂漠で発見された。インディアナ州では大規模な停電が発生し、電気技師ロイは謎の飛行物体と遭遇。友好的な宇宙人の描写が画期的で、SFながら心温まる内容がさすがスピルバーグ。アカデミー賞では撮影賞と特別業績賞など9部門を受賞。
…この映画を見た時は、こんなことも将来あるだろうと思わせた映画だった。異星人が外敵でなく友好的だったというのも異色。
■「サタデーナイトフィーバー」(1977、日本公開は1978)
世界中にディスコ・ブームを巻き起こしたジョン・トラボルタ主演の青春映画。ブルックリンのペンキ店で働くトニーの生きがいは土曜日の夜のディスコ。ある晩、年上のステファニーと出会ったトニーは彼女のために、賞金付きダンスコンテストへの出場を決意。劇中で使われたビージーズのディスコ・ミュージックが日本でも大ヒット、「フィーバー現象」を巻き起した。右腕を突き上げたポーズが決まっているジョン・トラボルタはこの映画でスターの仲間入り。
…人から紹介されて見合いの日に見たが、上映中に隣をみたら、半分居眠りをしているお方でした(こりゃあかん、とそれっきりでした。どうでもいいか。笑)。
■「ジョーズ」(1975)
避暑地の海辺の町を巨大な人食いホオジロザメが襲う海洋アクション・スリラー。アメリカ東海岸、アミティ島。浜辺で見つかった女性の死体の一部がサメの仕業の可能性が高いと知った警察署長ブロディはビーチを閉鎖しようとするが…。
ジョン・ウィリアムズ作曲の不気味なテーマがよく知られ、スピルバーグは長編映画2作目。史上初めて全米興行成績が1億ドル(当時は1ドル=360円)の大台を突破する快挙を成し遂げた。アメリカでサマーシーズンに大作を公開するようになったのはこの映画がきっかけ。
…異国の地の映画館でアメリカ人の同僚たちとみた映画。椅子から転げ落ちそうになるほど驚いた。翌年にかの地が舞台の「タクシードライバー」が公開。
■「ゴッドファーザーPart2」(1974)
1972年に公開された「ゴッドファーザー」の続編だが、一般に続編は劣るといわれる中、例外の前作にも勝るとも劣らないと評価の高い一作。
父ヴィトー・コルレオーネの青年時代と息子マイケル・コルレオーネのその後が平行して描かれ、前作でマーロン・ブランドが演じていた父親役の若い頃をロバート・デ・ニーロが演じている(マイケルはそのまま、アル・パチーノ)。
デ・ニーロはこの作品でアカデミー賞助演男優賞受賞。作品賞・監督賞・脚色賞・作曲賞・美術賞も受賞しているが、アカデミー史上、作品賞を受賞した作品の続編が作品賞を受賞したのはこの作品のみ。
…「ゴッドファーザー」恐るべし、と思った。同じシリーズで、1年、間を置いて「2」でもアカデミー賞を獲ってしまった。「2」が上回るという声すらある。
・・・
なあんだ、どれも名作中の名作ではないか。
…と油断していたら、ヘンなタイトルが5番目にやってきた。
■「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」(1974)
急に何?というようなタイトルの映画。際どいネタで人気を博したモンティ・パイソン。別名、パイソンズは監督のテリー・ギリアムも属していたイギリスの伝説的な人気コメディグループ。
彼ら初のオリジナル映画はアーサー王伝説がベース。王室、障害者、共産主義者、ナチス、同性愛と何でもネタにしてしまう恐れ知らずの彼らだったが、本作は聖書を茶化した内容が論争を呼び、公開禁止の地域もあった。彼らがブレイクするきっかけとなったのがテレビシリーズ「空飛ぶモンティ・パイソン」。制作はなんとBBC。
…70年代映画の代表作で未見なしと豪語してきたが、これは未見。眉間にしわが寄ってきそう(笑)。