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クリント・イーストウッドの監督40作品目の最新作「リチャード・ジュエル」が1月17日公開。

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クリント・イーストウッド40本目の監督作品となる最新作「リチャード・ジュエル」(原題: Richard Jewell, 2019)が全米で12月13日に公開される。第92回アカデミー賞をはじめとする賞レースへのノミネート資格を得るためでもある。日本公開は2020年1月17日。

1996年のアトランタ・オリンピックで起こった爆破テロ事件の真相を描く実話がモデル。出演は、アカデミー賞俳優のサム・ロックウエル(「スリー・ビルボード」)、キャシー・ベイツ(「ミザリー」)ほか。ウエイン・デュヴァルはその名前のとおり、俳優のロバート・デュヴァルは従兄(上のいとこ)にあたる。

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(ストーリー)

1996年7月27日、警備員のリチャード・ジュエル(ポール・ウォ-ター・ハウザー)のはアトランタ五輪の会場近くの公園で爆発物を発見した。リチャードの通報のお陰で、多くの人たちが爆発前に避難できたが、それでも1人の死者と100人以上の負傷者を出す大惨事となった(避難の最中に心臓発作で亡くなった人間も出た)。

マスメディアは爆発物の第一発見者であるリチャードを英雄として持ち上げたが、数日後、地元紙が「FBIはリチャードが爆弾を仕掛けた可能性を疑っている」と報じた。それをきっかけに、マスメディアはリチャードを極悪人として糾弾するようになった。また、FBIはリチャードの自宅に2回も家宅捜索に入り、彼の知人たちにも執拗な聞き込みをするなど常軌を逸した捜査を行った。

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ジュエルの窮地に立ち上がった弁護士のワトソン・ブライアント(サム・ロックウェル)は、この捜査に異を唱えるのだが…。数ヶ月後、リチャードが無実であると判明したが、その時点で彼は相当な精神的ダメージを負っていた。

■主な出演:

ポール・ウォーター・ハウザー:リチャード・ジュエル(警備員。爆発物第一発見者者)

サム・ロックウエル:ワトソン・ブライアント(ジュエルの弁護士)

キャシー・ベイツ:ボビー・ジュエル

 

リビア・ワイルド:キャシー・スクラッグス(女性記者)

ジョン・ハム:トム・ショー

イアン・ゴメス:ダン・ベネット (捜査官)

ディラン・カスマン:ブルース・ヒューズ

ウェイン・デュヴァル:検査官

マイク・ニュースキー:ブランドン・ハム

チャールズ・グリーン:W・レイ・クリーレ博士

ニナ・アリアンダ:ナディア

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この爆破テロ事件は、国とメディア報道、それに便乗する世間の誹謗中傷が描かれる。現在ではSNSの普及により冤罪社会が確立された現代社会だが、今日にも通じるとして、イーストウッドは題材を選んだとみられる。このところほとんど実話の映画化が多いイーストウッド。89歳のイーストウッドは、まだまだ衰え知らず、というところか。

 (予告編)↓

https://youtu.be/9J8OqAeAwic